「子供と大人の関係性とは」最悪な子どもたち ごまんたさんの映画レビュー(感想・評価)
子供と大人の関係性とは
Fan's voiceさんでのオンライン試写にて。
前情報なしで観るとドキュメンタリーを観ていると錯覚するほどの生々しい作り。エンドロールを見て、あぁ全部演技だったのかということに本当に驚く。メイン4人の子供たちが素人で初めての演技だなんて!
誰も知らないを観たときの感覚に近いかも。
衝撃度は6才のボクが、大人になるまで。を観たときくらい。(伝わる?)
大人と子供の対比、大人の責任、子供の人権、ミソジニー、いじめ、田舎特有の格差と偏見、自尊心…上げきれないほどのメッセージが観てるこっちを強烈な熱量でぶん殴ってくる。
ライアンが自分の息子と重なる部分が多くて観ていて苦しかったり、リリーの恋心や寂しさ、ジェシーの虚勢…きっと誰かに心を寄せたくなると思う。
冒頭のインタビューとラストシーンの対比にべしょべしょに泣いてしまった。
個人的には今年1番記憶に残る映画だったかも。フランス映画、今年本当に豊作。
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