「未来に生きる」青春18×2 君へと続く道 テツさんの映画レビュー(感想・評価)
未来に生きる
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清原果耶が好きという理由だけで、飛行機の中にあるいくつかの映画から見始めました。ところが、見るうちに台湾の風景や、ジミー達登場人物にグイグイ引き込まれて行きました。
一緒にラブレターの映画を見に行った辺りからの、話の展開に胸を打たれました。
最初見た時は、日本に残された彼氏のことを思い浮かべて帰ることを決意したのだと思いました。ジミー、映画のチョイス失敗したなー、なんて思いながら。
終盤あたり、アミの母親から話を聞いて、全てがひっくり返ります。
限りある人生を謳歌しようと刹那的に、かつ有意義に過ごそうと思っていたアミが、おそらく初めて「長く生きたい」って気持ちになっんだろうと分かります。ジミーともっと長く一緒にいたい、だからちゃんと病気を治そう、治したらまた会うんだって。アミは未来に生きようとしたのではないかと思います。
そこで、カラオケ店でジミーに聞かれた質問が思い出されます。
ジミーは「日本に帰るのは彼氏のためか?」と聞きます。アミは迷いながらも「うん」と答えます。
アミの母親によれば、アミはジミーのことをボーイフレンドと言っていたので、「彼氏のためか」は、アミにとっては「ジミーとの未来のために」だったんですね、、、
それぞれの判断が正しかったか、そんなことは本人たちにも分からないことです。
でも、アミもジミーもお互いのことを心から思い合っていたことが、胸を打ちました。
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