「青春ノスタルジー」青春18×2 君へと続く道 コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
青春ノスタルジー
ジミーが辿る旅は、薄曇りのように暗め、対する若かりし頃の台湾はキラキラと明るい。
旅先の出会いを経て、アミの故郷へ近づくにつれ、映像も明るくなっていく。
同年代だった頃の自分と重ね合わせ、同じような経験はないけれど、なんだか懐かしく思える。
忙殺されたジミーの心を癒すように、とても映像づくりが丁寧で観ていてほっとする。
雪山での「お元気ですかー」の『Love Letter』オマージュは少しグッときた。そういやシネスイッチ銀座で観たなぁ、懐かしい。
若い頃のジミーと現在のジミーがだいぶ違う。髪型や服装、日焼け具合で随分と印象が変わるもんだなぁ。
台湾でのジミーとアミのやりとりが直接的なものではなく、ぎこちなくて不器用で、いわゆる友達以上恋人未満のビミョーなもどかしさが、なんだか観ていてニヤついてしまう。
なんだよジミー、可愛いじゃねえか、と思っていたら『僕と幽霊が家族になった件』の警官だったとは気づかなかった。
十份の同じところから天燈を上げた事があったので、ちょっと嬉しかった。
コメントする