「プルースト効果と言うらしい」青春18×2 君へと続く道 セイコウウドクさんの映画レビュー(感想・評価)
プルースト効果と言うらしい
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自分が作ったゲーム会社を追われ、久しぶりに帰った実家で、ハガキに付いていた香水の香りで、アミとの約束と思い出がよみがえる。匂いで記憶がよみがえることをプルースト効果というらしい。二人で観た映画ラブレターで結末は想像できるが、アミとの思い出や日本の旅での出会い、美しい映像と凝ったカメラワークで単調にならず最後まで見られる。後半に会社を追われたことと、18年もアミに会いに行かなかったことがつながる。アミは台湾の旅で、ジミーは日本の旅で自分を確かめる、喪失と再生の話でもある。桜井和寿の歌で、エンドロールは最後まで余韻に浸れる。
映画を見て、中学時代の伝えられなかった思いがよみがえる。典子さん、あなたは私のことをどう思っていたのですか?
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カールⅢ世さんのコメント
2024年7月2日
会社の社長だった彼は社長を辞めたというより売り抜けて一財産作って余裕ができたんでしょうね。そのへんは羨ましい。けど、スッキリしない。でも、台湾だから許しちゃう。
あんちゃんさんのコメント
2024年5月5日
共感ありがとうございます。マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」ですね。私も連想しました。もっともあれは紅茶に浸したマドレーヌの味覚が記憶を呼び起こすようですが。
セイコウウドクさんのコメント
2024年5月4日
アールイーさんありがとうございます。今回の映画のために作られた曲ですか。映画の帰りにコンビニに寄ったときに偶然かかっていたのですが、配信されているようですね。。