「「パスト ライブズ 再会」が高評価なら感動するかも。僕はどちらもダメだった。」青春18×2 君へと続く道 マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
「パスト ライブズ 再会」が高評価なら感動するかも。僕はどちらもダメだった。
エンディングでミスチルが問いかける。
どうしてあの時伝えなかったの?
柔らかな後悔が今日も僕に寄り添っている
どうしてあの時行かせてしまったの?
柔らかな後悔が今日も僕に寄り添っている
これはジミーの問いかけであり、僕の問いかけでもある。まあ、最初のほうの問いかけは、言葉にして伝えてなくてもアミには伝わっているからイイとは思う。周りにも(観客にも)バレバレだし。
もうひとつのほう関連で、「夢をかなえたら会いましょう」と言うアミの提案。この映画以外でもよくあるセリフだ。
だけど僕に言わせれば、夢を叶えなくても会ってよかね? その前に一緒にいたり、たまに会ったりしながら夢に向かってもよくね? と思ってしまう。どうして夢をかなえるまで会わないという発想になるのか、てんで分からない。夢を語り合ったほうがモチベーションが高まると思うのだが。
あと、アミが亡くなったのを知った時になぜ只見に行かなかったのかと思った。仕事があってスグ行けないというのは分かる。最近アミが亡くなって、仕事が一段落ついたから(ホントは追い出された)から訪ねたというのなら分かる。
だけどもし、もっとずっと以前に亡くなっているとしたら、18年は長すぎる。僕が共感できるのは5年までだ。もう10年とか、ましてや18年とかあり得ないと思ってしまう。
「ララランド」 「カフェソサエティ」 「ちょっと思い出しただけ」 「キミスイ」 古くは「ローマの休日」 が僕的には今回と同じ系統で、やたら感動した映画だ。
今回感動しなかった 「青春18x2」と、これらの映画の違いを僕なりに説明できるのだが、ネタバレになってしまうので省略する。
以前、誰かが、「レビューを読んでたら、まだ見てない違う映画のネタバレがあって残念だった」というのがあって、それ以来気を付けるようにしている。