劇場版 おいしい給食 Road to イカメシのレビュー・感想・評価
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粒来くんみたいになりたい
初日舞台挨拶に参加!
舞台挨拶やイベントは作品や役者・スタッフ陣のファンの方が多い空間になるので、普段の映画館で観るのとはまた違ったあたたかい雰囲気でとても良かったです。
主演の市原さんをはじめ、演者陣も制作陣も、真面目な人が多いチームだったんだなと舞台挨拶のお話を聞いて感じました。
ドラマシリーズはseason3を後追いで視聴中。
ドラマを見ていない人でも楽しめるし、シリーズファンの人はさらに嬉しい内容になっていたのでは。
老若男女問わず楽しめるまさに大衆向けの映画として、非常に面白い作品だと思います。
兎にも角にも、粒来くんのキャラクターが良すぎて…
フィクションだし中学生だけれど、あんな風にマイペースで聡明な人になりたいとドラマ〜劇場版まで通して思わせてくれる人物でした。
粒来くんを演じるのは田澤泰粋くんしかいないと感じるほど、田澤くんの演技も素晴らしく
防波堤でのシーンにはこちらの涙腺も…
次が有るなら○○県か
くすりと笑えて、そうはならんやろと首を傾げ、それでいて心がじんわり温かくなる。
おいしい給食シリーズ第三弾。
1から2、2から3と確実に面白くなっている。
シリーズファンは必見、と言うか新規で観るには少し敷居が高いかも。
新規で観て気に入った方は過去作も是非観ていただきたい。
以下、つらつらと
圧倒的神野君ファンである身としては、同志と友達と区別されているのは納得である(どちらが上とかではなく)。
忍川中学校と黍名子中学校の校歌は歌付きで流れるからか、BGMで流れる常節中学校の校歌、ニクい演出だぜ。
今作の給食バトルは普通に食べた甘利田先生に軍配をあげたい。
イカメシは普通に食った方が旨いよ。
ジャージャー麺と白米は肉味噌消費量を調整するだけで良い。
ババア、いい奴だったよ(死んでない)。
あの時代のカップラーメンは強いよなぁ。
スケバン刑事と光GENJIも流行ったよね。
酒と少量のお新香しか出ない飲み会。
狂気を通り越して恐怖。
速攻体調不良で帰りたい。
コース料理全キャンセルとかあり得ない。
給食はおいしく楽しく食べる。
苦手な食べ物は誰にでもある。
脱脂粉乳は人間の飲むものじゃない。
あまりに極端な物言いだが、ここにケチを付けるのは野暮。
コメディは肩の力を抜いて観よう。
総評:寅さんや釣りバカの様な邦画を代表するシリーズものになって欲しい。
追記:おいしい給食を観るまで、実は市原隼人さんがあまり好きな俳優ではありませんでした(ルーキーズの印象のせい)。
でも今はダイワマンのCMまで大好きな俳優になりました。
何を述べているのか理解しがたい
今年194本目(合計1,286本目/今月(2024年5月度)28本目)。
(前の作品 「PS1 黄金の河」→この作品「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」→次の作品「」
学校給食をテーマにしたコメディ映画です。
まぁ、そこまでは理解しうるし、この映画がややギャグよりに行くのもある程度了知はできるのですが、ここまで無茶苦茶だとどうなのか…といったところです。
資格持ちは何を言っているのか理解しがたく、どういう目線で見ればよいのかもわからない作品で困ったところです。
また、後述しますが、映画の最後に「食べ物などの起源などには諸説あります」と出るところ、その対象が特殊なものであり(後述)、実質一つしかないので、この点は書いておくべきだったのではなかろうか、と思います。
ギャグ映画オンリーという観点だけで見ればまだ推せますが、ちょっと私には向いていなかったといったところです。
なお、なぜか設定が1989年となっていますが、法律解釈上特にそれにこだわる理由がないので(その間に民法は5回以上変わっていて、当時の民法等は引っ張ってこられない)、この点は度外視します(どう解釈してもおかしいのは明確なので)。
採点は以下の通り、1.4を1.5まで切り上げたものです。
ここまで厳しいのも個人的には珍しいのですが、資格持ちを解釈上ごまかすことは絶対にできませんので…。
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(減点0.8/通達に関する考察が雑すぎる)
通達は上級行政庁が下級行政庁に出すもので国民はそれに拘束されません(墓地埋葬事件)。町長の下級行政庁は小学校ではないので(=小学校の上級行政庁は町長ではない)、何を述べているのか不明です。最高裁判例の見解と異なるものを述べるものは減点幅が極端に大きいです。
(減点0.8/市長と町長の設定根拠が雑すぎる)
上記、および以下の減点対象と関係しますが、市長(函館市長。映画内では市立と出るため)と町長の間には上下関係がなく(地方自治法上、市が上だとか、市が(無関係の)町に干渉できるという規定がない)、どのような理由で「函館市立」の学校に町長が関与できるのか、地方自治法上の根拠を欠きます。
(減点0.7/無効な行政行為と行政事件訴訟法、住民訴訟ほか)
税金の無駄遣いとしかいいようがなく、地方自治法に基づく住民訴訟にしかなっていませんし、一見誰の目にみても明らかな無効な行政行為に対しても無効確認訴訟は提訴可能なので(判例)、映画の描写はかなり変です(無効確認訴訟は出訴期間の制限がないので、いつまででも争い得ます)。
(減点0.5/「被告」の使い方)
刑事事件では(「検察官」という表現からわかる)、「被告人」です(民事事件では「被告」/刑事訴訟法、民事訴訟法(行政事件訴訟法は民事訴訟法を準用しているので注意))。
(※) この部分は明確に配慮不足。たった一字の違いですが、成年年齢の引き下げにともなって小中学校で法教育が当たり前になった今日、弁護士会や行政書士会などが、刑事民事ほかでパッケージ化された模擬裁判パッケージ(テンプレストーリー)を提供することはあり(←行政書士はこれらが試験範囲に含まれるわけではないが、一般論として小中学生の法教育や模擬裁判のように論点を絞った「テンプレパターン」ならストーリーを作りえます。むしろ、行政事件訴訟法をテーマにした題材を作っても当事者に理解しがたい。高校生でギリギリか)、これら「すら」使っていないのか…という何がしたいの?状態になっています(そんなところで弁護士会や行政書士会の協力をケチっても仕方がない)。
(減点0.5/カレーがどうこうの模擬裁判)
日本では、法の解釈に基づいて司法が介入できる事件しか扱えません(判例、裁判所法)。つまり、完全に架空の事件や(ここでいう「架空の事件」は、学校の模擬裁判という意味ではなく、模擬裁判の体裁をとっていても、その題材が「象が好きかキリンが好きか」というような事件と言えないもの、という意味)、法をどう解釈しても個人の好みがどうこう、「神は存在するか」といったような「法の適用で決着のつけられない争い」は裁判所では争えません。
(減点0.3/ザンギに関しての説明不足)
これが「起源には諸説あります」とある中で何も書かれていない部分です。
一般的に北海道の文化とされますが、実は、愛媛県の東予地方(今治、新居浜など)にも同じ文化があります。これも、明治維新後の北海道の人々が持ち込んだという説(造船、別子銅山などの労働現場において)、また、現在の韓国・北朝鮮、あるいは中国の出稼ぎ者の文化であるなど諸説あります(そもそも、どちらが発祥か、あるいはたまたま同じ名前で呼ばれるだけでまったく別文化という点も決着がついていません(参考:農林水産省))。
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(補足/5/25) これだけ書くと、沸点が低いのかなぁとか、あらさがししているのかな…と思われるかもしれません。確かに法律系資格持ちはある程度は厳しくはみますが、個々の解釈不足などは仕方ないので採点上考慮はしています。それは有名監督さんの作品も例外ではなく、どなただったかの「怪物」においても「通達の用法ミス」は指摘しています。
この映画の「怒りのわく点」は、これらが個々個々多くありすぎて、チェックすらしてないんじゃないかな状態になっている点です。極論、法学部の2~3回生の子でもこの突っ込みはしてくるんじゃないかという「個々個々は小さいのだが数が多すぎる」状態で、「さすがにそれはやめてよ」という部分、換言すれば「何のチェックもしてない」という点に怒りがわいているわけです。そして「個々のチェックもしていない」点を示すためにこれだけ長文を書くとかえってまた私が「めんどうな人だなぁ」みたいに思われるかもしれませんが、もうそれは「職業病」みたいなもの(私は資格持ちではありますが登録はしていません)だと思ってあきらめています。
3作目にして仕上がった劇場版
【給食は机を向かい合わせて食べてこそ、楽しいし、おいしいのである。今作は派手な展開もないし、恋愛もプラトニックだが、この物語には給食を愛する教師と生徒の姿がキチンと描かれているのである。】
■第一作「劇場版 おいしい給食 Final Battle」の関東近郊と思われる常節中学、第二作「劇場版 おいしい給食 卒業」の黍名子中学から色々あって、第三作は1989年の函館の忍川中学が舞台である。(”色々あって”を知りたい方は前作を鑑賞される事をお勧めする。)
そして、給食バトルの相手も神野ゴウ君から、粒来ケン君に代わっている。
だが、市原隼人さん演じる謹厳実直な甘利田幸男先生は、いつもと同じように厳しい顔つきで、朝、校門に立ち生徒の登校する姿を見ている。
但し、給食の時間を除いて・・。
因みに、私はこのシリーズの原作である中公文庫から出版されているシリーズ三冊とも既読である事を敢えて記す。尚、TVドラマは観ていない。
◆感想
・相変わらずの市原さん演じる甘利田先生の謹厳実直な姿と、給食時の嬉しさに弾けるギャップが凄い。校歌と共に、上半身を激しく揺す振りながら眼前の給食を食べる前の喜びを表現する甘利田の姿。そして決まって最後に”ゴン!”と手を机の角にぶつける姿。クスクス。相変わらず可笑しい。
・そして、机を向かい合わせにして、給食を美味しそうに食べる生徒達の何だか懐かしい姿。このシーンだけで給食の時間の楽しさを思い出すのである。
・そこに現れる忍川町長の等々力(石黒賢)。悪い男ではないのだが、選挙前公約として食料のない国の子もいると言い、”完食””個食”をスローガンに上げるのである。
ー それに対し、普段は給食バトルをしている甘利田と粒来ケンは、反対するのである。
給食とは、机を向かい合わせにして皆でイロイロと話しながら食べるから楽しいし、美味いのである。
完食するまで時間を延長させるとか、個食などは美味くないであろう。
完食を強いられ、給食の時間が苦痛だった小食の方には辛い想い出であろう。
更には、コロナ禍の際、個食を強いられた小学生の姿を見て、可哀想に思ったことを思い出すのである。ー
■敢えて記すが、今作はストーリー展開がやや粗い。
学芸会の演目”ホワイトマン”の”展開とか、原作を読んでいないと(もしくはTVドラマでも描かれたのかな?)分かりづらいと思う。
だが、甘利田と粒来ケンの給食バトルの際に甘利田が椅子の上に腹ばいの姿で乗って、スイーッと粒来ケンの席の前まで来て”そんなの、美味いに決まってるだろ!このやろー!”というナレーションなど相変わらずに面白い。クスクス。
更に、甘利田が給食に向かう時の輪島塗の”甘利田”と金文字で記されたマイ箸を”シャキーン”と刀のように抜きながら演じる市原隼人さんの給食愛に溢れたナレーションは、矢張りクスクス笑えるのである。
そして、随所で甘利田先生が口にする金言、例えば”給食は自由に食べてこそ、美味いのだ。”なども心に響くのである。
<このシリーズの第一作「劇場版 おいしい給食 Final Battle」を市原隼人さん好きな私が見てからもう4年が経つ。
その間、大変な出来事が色々有ったが、第三作を観れて僥倖である。
一年後位には第四作を観たいモノだが、脚本をしっかりと練って欲しいとも要望したい。
それにしても、甘利田が脚本を書いた”ホワイトマン”のモデルが神野ゴウ君とはねえ。大きくなって、背丈は市原隼人さんと変わらない。子供が大きくなるのって早いんだよなあ、と嬉しく思ったな。では。>
■2024.5.24 御指摘があり、一部修正しました。
しっかりと....抱きしめろやっ!!(゙ `-´)/
おもしろいね〜!
過去放送必見ですが〜
シーズン1、2の佐藤大志君が成長して最後に出演。粒来君の先輩役の神野ゴウ役を思い出します。この作品だけを見ての評価は絶対やめてほしいですね〜でなきゃ市原隼人さんが浮かばれない(笑)
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