「モノクロームの効果」シン・ゴジラ オルソ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
モノクロームの効果
避難民の姿や、小杉と永田町近くの攻防戦などのシーンはモノクロのおかげで、ゴジラの新しい怖さを感じられた。
俳優の顔の影はともかく、染みや皺が強調され、実年齢より年嵩に見え、アップ時限定ではあるが感情が増し増しになるとも思った。
黒澤作品や初代ゴジラに出てくる俳優が老けて見えたのには、戦争の影響を残すあの年代の貫禄以上に、モノクロームの効果があったのかもしれないなと。
反面、官邸内の会議でのやや引きのショットでは、表情のつかみにくさも感じた。
などなどメリット、デメリットあるが、従来と「まったく違う作品」としての『シン・ゴジラ』の面白さがあると感じました。
なにはともあれ、尾頭さん(市川実日子)のそばかすが可愛いのがモノクロでマシマシだったんで、尾頭さんファンはぜひとも観に行きましょうw
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