「バカバカしいお話としてキッチリ仕上げる」宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
バカバカしいお話としてキッチリ仕上げる
37度線を警備する兵士が手に入れた6億円の当選宝くじが風で北朝鮮に飛ばされてしまった。それを何とか取り返したいと藻掻く一方で、それが当選くじと気づいた北朝鮮兵は何とか韓国で換金したい、さあどうする?というバカバカしいお話をバカバカしいお話としてキッチリ仕上げて来るのが現在の韓国映画の強さだなぁ。小ネタの伏線回収にいちいち「うまいなぁ」と笑ってしまいました。
そして、何より素晴らしかったのは、最後にお涙頂戴にしない点です。日本映画だったらきっと最後は感動で締めくくりたがるに違いありません。
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