「ロープが無ければ腸を使えばいいじゃない」ソウX uzさんの映画レビュー(感想・評価)
ロープが無ければ腸を使えばいいじゃない
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ゴア好きではないし、矛盾や破綻も多いのに何故か観てしまう『ソウ』シリーズ。
今まではモブの“ゲーム”から始まることが多かったため、導入のパンチは弱い。
そこからセミナーに参加して詐欺に遭うまでが結構長く、ちょっと眠かった。
ジョンおじさん騙されやすすぎとも思うのだが、手術の成功を知った時の涙を見ると笑えない。
それだけ生を渇望していたのだなぁ。
本番となる“ゲーム”は、一人ずつ消化していくため正直まどろっこしい。
タクシー運転手は演技があまり痛そうじゃないし。
バレンティーナとマテオはかなりエグくて、とても3分じゃ無理なとこ含めて『ソウ』だなぁ、と。
今さらだけど、あんなん痛みか失血で気ぃ失うわ。
後半はパーカーの乱入で逆転されるのだが、グルなの知ってる以前にあの場所に来る時点で不自然では。
ジョンとアマンダがピンチになっても、過去作知ってると危機感ないし。(だから子供を絡ませたんだろうけど)
銃は無力化してたにせよ、パーカーが普通に殴ってきてたらジョンたち確実に負けてたよね。
ガスは止まったけど、セシリアは脱出できたのかな。
タクシー運転手のその後も含め、続編のためか不確定要素を残すのも本シリーズっぽさか。
今作はジョンの掘り下げがメインで、シリーズの良さはあまり感じなかった。
その場にいるのにテープレコーダーや人形を使うのも、ファンサービスとはいえ違和感が勝つ。
前2作のスピンオフを観てもネタ切れ感が強いのだが、次があったらきっとまた観てしまうのだろうなぁ。
ポスターの“ゲーム”が妄想というの拍子抜けでしたし、最後はやっぱり「ゲーム・オーバー」が欲しい。
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