「あれれ?だいじょーぶ、なのかな?」ソウX 市丸よんさんの映画レビュー(感想・評価)
あれれ?だいじょーぶ、なのかな?
今回は私的な復讐要素があるからかもだけど、バッチリ顔出ししてる「ジグソウ」
んで、結局、最初のタクシードライバーと親玉の女医詐欺師は生き残ったの?顔バレしてるけど、大丈夫なの?というね、心配しちゃった。
久しぶりのこのシリーズ。こわいねぇ。ちゃんと怖い。最近心霊系とか超常現象系のホラーばかりだったから、人間しかいなくて現在の科学だけで、ちゃんと怖がらせてくれるからいいよね。
ホラー好きからしたら、冒頭のゲームシーンは、
は、はやすぎるよぉ!
という感じだから「妄想オチ」なのも納得。「くるかな?くるかな?」って思いながらの「音バン」はわかっていてもビクッとなる。ここら辺はお約束的な展開で、逆にいいよね。ちゃんとした構成になってる。
ソウシリーズは、「ミステリー要素」は不必要だからね。全員集まってからの「残虐ゲーム」を見せるのがポイントだからね。そういう意味では作品としても面白かった。
ただ、まあ、あれほど用意周到なジグソウがあんな簡単に詐欺に引っかかるのはね、ちょっとキャラ設定がぶれるかな?もっと疑ってかかって欲しかった。あと詐欺とわかるタイミングも早いかな?もちろんそこはメインじゃないから当然なんだけどね。
あと、アマンダ?だっけ?あの助手が少し対象者に感情移入しすぎかな?その感情移入は後半に繋がらないし、余計な感じがしたな。
あとラスト。最初に声かけてきた男がくるのはわかってたけど、「さあ、ゲームだ!」とか言っていきなり腹をさばいていくのは、ゲームじゃないよね?あの尺だと何かをやらせて救済を残すというより、完全なる復讐になっちゃったのが、惜しいな。
でも、ちゃんと怖かったので!★5までは行かなかったけど、よかったあ〜!