「とりあえずは、トビン・ベルの復活に乾杯‼️」ソウX 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
とりあえずは、トビン・ベルの復活に乾杯‼️
(轟音の字幕で観ました)
超怖いホラー映画のフルコース。
見終えた感想はかなり満足度が高かったです。
「SAW1」2004年と並ぶ位のクオリティ。
残酷さとグロ描写では目を背けるレベルですが、
ジグソウが悪びれずに悪に徹するのは潔い。
この「ソウ✖️」はソウの10作品目にあたり、
位置付けは「ソウ1」と「ソウ2」の間の物語。
「ソウ1」ではジグソウは死体のみで顔出しはなかった。
「ソウ2」で初めて逮捕されたことにより顔を見せる。
62歳のトビン・ベルが演じていたが、「ソウ✖︎」でも
同じくトビン・ベルが82歳で同じ役を演じているのも
成功したと思います。
なかなか味のある細面の品のある(?)お爺ちゃんです。
ジグソウことジョンは末期の脳腫瘍で余命数ヶ月の宣告を受けた。
ヘルシンキに末期癌を治すという医師に連絡するも断られ、
メキシコにいる娘の医師セシリアが診てくれると約束。
ジョンはメキシコで手術を受ける。
ところがそれが手の込んだ詐欺で、金だけ騙し取られて
なんの効果もなかった。《復讐を誓うジグソウ》と言うストーリー。
拷問の仕掛け満載のカラクリ屋敷に関係者を集めて、監禁してゲーム形式の
拷問と殺戮のフルコースを仕掛けるのだ。
グロかったです。
かなりのダメージがあるので気弱な方は観ない方が良いと思います。
足首、手首のチェーン、首枷、などなど。
手を切り落とす、足を切り落とさねば、監禁拘束具は外れないのです。
それも自分の手首、足首ですよ‼️
ここでも詳しくは書きませんが、セシリアの残虐で
自分勝手な傲岸さに吐き気を催します。
セシリアこそジグソウに輪をかけた悪魔のような女。
身長182センチで48歳の知的美女シヌーヴ・マコデイ・ルンド。
憎み甲斐のある氷の微笑・・・極悪冷酷女優の新星‼️
ロザムンド・パイクの後継者か?と言う・・・極悪サイコ女医。
天晴れな憎まれ役。
トビン・ベルそしてシヌーブ・マコディ・ルンド。
2人の存在感で映画の格調が【下衆な映画】を
魅力的にしていると思いました。
それと「ソウ2」の隠し玉だったアマンダもカムバック。
ジグソウの助手を務めます。
彼女の存在も人間的な味付けに貢献しています。
ジグソーが絶体絶命のピンチに陥るのも見どころなんです。
極悪人ジグソーの弱さや人間味も描いて、
ラストはなんかホッコリする・・・なんていう隠し味。
ジグソウは相変わらず、身勝手な制裁を加えて、
猛烈に狂ってて刺激的でした。
★エンドロールに、ホフマン?
「ソウ3、4」もも一度、見なくちゃ、
「ソウⅪ」も近日公開されるらしいです。
★Ⅺで、セシリアの再登場、あるのでは?
ジグソウのピンチは意外だったのでどう切り抜けるのか、見応えありましたね。
ハリソン・フォード、ジョージ・ミラー、そしてトビン・ベル…。また映画界に長生きして欲しい爺さんが増えました😁
「XI」でも出演するのかな?今から楽しみですね!
ところで、映画.comのトビン・ベルの情報ページに「近年の出演作に、同シリーズの第9作となる「ソウX」(24)など。」と書いてあって、「スパイラル」無かったことにされてました😭