「強いけれど心は柔らか」シャクラ Uさんさんの映画レビュー(感想・評価)
強いけれど心は柔らか
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人が正義に突き動かされて、道を貫こうとするならば、その物語の筋書きはとてもシンプルでいい。アクションの凄みを決して邪魔しないストーリー。でも、も少しでいいから、捻りと焦らしとかあってよかった。
屋根に飛び乗って、屋根から屋根を渡ってゆくアクションが魅惑的。あんな風に生きていけたら…とか思ってしまった。硬気功もそりゃ映像的に目一杯、派手に造られてはいたけれど、神がかって美しかった。吹き飛ばされるのも一種の快感だよなとか思っていたのですが、可愛い阿朱は少林寺の高僧の硬気功で死にかけるのだから、飛び切りの殺人技。
喬峯の魅力は何だったのか? と問えば、漢気とか胆力もさることながら、様々な欲に拘らない柔らかなハートですかね。
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