「飯島愛さん」台北アフタースクール LaStradaさんの映画レビュー(感想・評価)
飯島愛さん
青春映画と呼ばれるジャンルは僕の弱点で、ここを押されると少々雑な映画でもウルウル来てしまいます。特に、「歳をとってからあの頃を思い出す」と言う設定はそれだけで涙腺が緩みます。
本作はまさしくその路線で、大学受験を控えて予備校でバカな大騒ぎを繰り返していた3人組が、大人になってから昔の予備校を訪れるという台湾作品です。「これは僕の弱点ど真ん中か」とウルウルの準備までしたのですが、中盤から意外や意外そんな方向にテーマが広がるのかと虚を衝かれました。しかし、幾らでも暗く描けるその社会的問題を明るさと軽やかさを失うことなく王道を進んだので、やっぱり最後にはウルウル来てしまいました。日本映画的な湿度がなかったのがよかったな。
ちなみに、1994年が舞台の本作中で、飯島愛さんがTバック・グラビアアイドルとして描かれ、吉川晃司さんの「モニカ」がテーマ曲並みに流れていたのに驚きました。
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