サラウンデッドのレビュー・感想・評価

採点3.4
南北戦争後の小さな開拓地での西部劇。
そこに人種差別を乗っけてきた作品でした。
主演のレティーシャライトが凄腕でとにかく強くて格好良い。
余りにも特別枠で、服が一人だけ綺麗でスタリッシュなので違和感を感じる程。
でもその違和感を補うように位置する、ジェイミーベルが良い仕事をしているんですね。
この無法者はすごいハマってました。
そんな新機軸を入れながらも実に真っ当なウェスタンで、派手さは無いけどそのヒリヒリするような駆け引きは見応えがあります。
地味に感じるかもですが、ウェスタン好きには楽しめる作品だと思いますよ。

黒人でありそのうえ女性。
舐められてしまうその境遇を跳ね返します。
強いんですねこの主人公。
一見は弱そうなのに実は射撃も上手い。
ガンアクションだけでなく言葉による心理戦もあり
ハラハラドキドキ感は楽しめました。
でも主人公のことをもう少し深掘りしてもいいんじゃないですかね。

駅馬車が強盗団に襲われる。
主人公（レティーシャ・ライト）は黒人なので後ろに座らされていた。
適当にやり過ごそうとしたが、撃ち合いになってしまい、馬車は崖下に。
主人公は女性だが、銃もうまく、動きも素早く、只者ではない。
主人公と強盗団のリーダーが二人きりとなり・・・。
最後はスカッとする。