「そうだ 涅槃、行こう。」わたくしどもは。 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
そうだ 涅槃、行こう。
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ひたすらにボンヤリとしたミドリが、ボンヤリと彷徨い、ボンヤリと人と関わる話。
キイとも早々に絡まなくなるし、アカとクロは存在意義が分からないレベル。
ムラサキは結局なんだったのか…(最初のバスガイドの時点では生きてた?)
館長は「四十九日」というワードを出すだけの役割。
透くんも世界観の補強以上には感じず、聾唖にした意味も分からない。
黄と青を混ぜるとミドリ、赤と青を混ぜるとムラサキ、黒はすべてを飲み込む…
なんてことを考えながら役名を見てましたが、色名にした意味は特になさそうでした。
万事において3秒でいいところを10秒使うような尺の取り方は、雰囲気より睡魔を誘い出す。
前後の脈絡なく差し込まれるシーンも多かった。
世界の秘密もふたりの関係も当初の予想を超えなかったこともあり、ずっと退屈でした。
中分けの小松菜奈と、シャッキリとした田中泯が新鮮で、それだけの作品。
記憶を失ったからって、一人称「わたくし」になります?
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