心と体
配信開始日:2023年10月2日
解説・あらすじ
Disney+で2023年10月2日から配信。
2023年製作/95分/アメリカ
原題または英題:Appendage
配信:Disney+
配信開始日:2023年10月2日
スタッフ・キャスト
- 監督
- アンナ・ズロコビッチ
- 製作
- ハドリー・ロビンソン
- アンナ・ズロコビッチ
- アレックス・ファミリアン
- 脚本
- アンナ・ズロコビッチ
- 撮影
- パウエル・ロビンソン
- 編集
- アレックス・ファミリアン
- 音楽
- ニック・チューバ
配信開始日:2023年10月2日
Disney+で2023年10月2日から配信。
2023年製作/95分/アメリカ
原題または英題:Appendage
配信:Disney+
配信開始日:2023年10月2日
「心と体」という邦題と、Disney+公式アプリの作品紹介欄を読んでも明らかに説明不足と思える状態だが、それが決め手となり興味をそそられる形での鑑賞となった。
それで観てみるとかなり想像の遥か上を超える作品であった為、ここはネタバレにならないように書き込むつもりである。
ジャンルはホラーにあたるだろう。そこまでの恐怖演出は無いものの、しっかりとホラーであった。デザイナーの卵の主人公は仕事が忙しく、出世するかクビになるかの日々であり、家族とはうまくいっておらず、恋人ともすれ違い寸前という所まで来ている限界突破ギリギリの生活をしている。そんなストレスが溜まる度に、腹部に出来た母斑(簡単に言うと痣)から「ゴボゴボ…」とまるでチェストバスターが現れる直前みたいな音と痛みに襲われる。冒頭からこの現象に悩まされているのだが、これが思わぬ展開を見せるのである。
本作はストレス社会に生きる現代人を少し皮肉った作品なのだろうか。主人公自身の行動に問題があるという訳でもなく、誰にでも起こり得る無差別な悲劇というものを描いた作品の様に思える。いざ事が始まると映画好きならばある程度展開が読めてしまう物語だが、その発想自体が何とも言えないセンスとなって光輝いているのだ。
絵的には地味だが、序盤で主人公の置かれている状況が丁寧に描かれ、助言をしてくれる友人の存在等のプライベート像も把握できる。また、"それ"が起きてからの動きもスムーズであり、観ていて純粋に楽しめる。イマイチ演者勢に魅力が無いのが残念だったが、中々記憶に残る作品だった。