「頭脳はよきことのために使って欲しい…。」ゴールド・ボーイ sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
頭脳はよきことのために使って欲しい…。
悪知恵が働き、自分の感情を自由に操れる者は、強者として生き残り、頭が回らない者や人に情けをかける者は、搾取の対象となって強者に消されていく…。
「徳なき知育は知恵ある悪魔をつくる」という言葉があるが、まさにそれを地でいく展開だった。
好き嫌いでいうと、全然好きになれない胸糞映画なのだけれど、映画としてはとてもよくできていて、しかも、きっちり全部最後まで過不足なく描いてくれる気前の良さがお見事。
金澤翔子揮毫の題字の迫力も、ズドンと来た。
映画を観ながら思い出したのは、「嘘は真実を混ぜるとバレにくい」というもの。
脚本のうまさだろうが「…確かにねぇ」と思ってしまった。
それを演じる岡田将生も、羽村仁成も、彼ら自身が狂気的な二面性を持っているのではと思うほどの説得力があった。
沖縄という設定も、映画の中の様々な場面に生かしつつ、背景で軍用機が飛ぶカットのさりげない挿入などによって、沖縄自体が抱える蹂躙と搾取の問題をも想起させる、広がりにつながっていた。
ところで、
2あるの?
どうなるの?
こんにちは
「嘘は真実を混ぜるとバレにくい」朝陽の言動は憎たらしいほどそれに沿ってましたね。昇の場合、崖で義父が落下したとき義母はどうしていたを聞かれてちょっと苦しそうでした。まるっと嘘だからだと思いました。
コメントありがとうございます。
別に何かにカントク談が載ってたりした訳じゃないんですが・・金子カントクには戸田恵梨香のボンデージとか、前田愛の事後?とか、「濡れて打つ」の元ネタとかそう邪推される前科?がありますね。
こんばんは
共感ありがとうございます。
〉頭脳は良きことのために・・・
同感です。映画としてはとてもキチンと良く練られていましたね。
2〜?に変わるところ、
私的には岡田将生がいないと魅力8割減です。
共感ありがとうございます。
女の子を終始ノースリーブにしたかったのが第一義とは言え、ホテルのパート、タコスやバーガーのデリバリー、墓参りの風習、勿論戦闘機と沖縄が舞台だったのは興味深かったですね。