「ファンしか観ない映画」劇場版 BUCK-TICK バクチク現象 New World I 映画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンしか観ない映画
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タイトルのとおり。割引対象外なので良くも悪くも3800円払って二時間半観る映画。それを分かった上で私は鑑賞しているしメンバーも監督もそのつもりで作品を作っただろう。ちなみに私は音源、映像もほぼ全て把握している。
過去の劇場版バクチク現象三部作のテイストそのまんま。今回はフロントマン櫻井敦司の急逝後の作品とあって色々な個人的感情を持ちながら映画館へ足を運んだが期待を上回ることはなかった。
前半のレコーディングでのやり取りはメンバー間のやり取りが垣間見えて面白いが、後半になるにつれて態々映画で観たくない数曲のフルパフォーマンス、ツアー中の描写ということもあり新たな展開が無く退屈な時間が多くを占めた。
既に映像化されている作品からのシーンも多くそれ等を未視聴の状態なら耐えられるか。
ネガティブな意見が多くなってしまったが、この映画によって新たな映像を見れたのも事実で、ボーカルブースから櫻井氏がカメラを覗き込み語るシーンなんてウルッとしてしまったし、声真似をする人形のくだりにはホッコリした。
今回は二部作とのことで勿論Ⅱも観るがⅠをもう一度観ることはもうないだろうな。
BUCK-TICKが好きなので何も考えずに褒めたいし「良い作品だ」と言いたいところだが他人に薦められるような作品には思えなかった。
余計なお世話だが後日談じゃないけどレコーディング、ツアー時にどんな事を思っていたか?メンバーのインタビューも交えて構成したら面白いのでは。
個人的な意見です。
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