劇場公開日 2024年4月19日

「大林宣彦監督「異人たちとの夏」と同じ山田太一原作 なれど、亡くなった両親に果たせなかったカミングアウトで心を救われたかった男の話 という全く別物になってしまった。しかもドラッグを使って!」異人たち ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5大林宣彦監督「異人たちとの夏」と同じ山田太一原作 なれど、亡くなった両親に果たせなかったカミングアウトで心を救われたかった男の話 という全く別物になってしまった。しかもドラッグを使って!

2024年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

私の大好きな大林宣彦監督作品で、公開後、確かLDを買って観て大泣きした「異人たちとの夏」と同じ、山田太一原作の海外での再映画化と聞いて、長らく期待していた作品がようやく公開!
予告編で、主人公カップルが同性愛と知り、全く偏見はないが、頭をかすめた嫌な予感が、見事的中!

亡くなった両親に果たせなかった「カミングアウト」が心残りだった主人公が、両親と再会し、その心の内をわかってもらうという、全く別物になってしまった!!
しかも、ドラッグを使って!(←ここも許せない)
既存の名作を、自分の想いを表現し伝えることに「利用した」ことにすぎない。

大林宣彦監督作「異人たちとの夏」は、下町情緒を背景に、大人になった今、両親の無条件の愛の温かさに包まれて、改めて生きていくことを受け入れる話でした。
パンフレットで、片岡鶴太郎X秋吉久美子対談(同じ歳だったんだ)は必読です!

ITOYA
琥珀糖さんのコメント
2024年6月17日

はじめまして

「蛇の道」に共感ありがとうございます。

原作へのリスペクトがなくて、何を理由にリメイクしたかったのか、
訳が分かりません。

琥珀糖