「誤解を恐れず、好奇心の赴くままに人生に挑み続ける人」僕が宇宙に行った理由 ななやおさんの映画レビュー(感想・評価)
誤解を恐れず、好奇心の赴くままに人生に挑み続ける人
TOHOシネマズ なんばにて「僕が宇宙に行った理由」の試写会に行ってきました。
初めての轟音シアターは、シートの振動すら感じる臨場感あるものでした。
よく見るロケットの打ち上げも素晴らしかったですが、私はISSから切り離されて帰還するヘルメットのような、湯呑みを反対にしたような少し心細い帰還モジュールの映像に、何倍もの感動を覚えました。火の玉と化し大気圏に再び突入したのち、焼け焦げたモジュールからパラシュートが開く様が、なんともシュールで生々しく着陸というより、まさに落下回収。ISSを目指してカッコよく飛びたった打ち上げとは反対に、カザフスタンのどこかにパラシュートで落下するという、なんとも古典的でかっこ悪い帰還。まるで人生みたいだとも思えました。ISS滞在中に宇宙に来て変化したことを何度も聞かれて、少しイラッとしていた前澤さんが、とてもリアルで好きでした。奇しくも前澤さん帰還の2ヶ月後にロシアのウクライナ侵攻が始まり今に続くのが、よりリアルな余韻を作り出し、いつもはつい他人事になってしまう「世界と平和」について、少し考えるきっかけにもなりました。前澤少年の大いなる野望が実現し、帰還後気がついたものは身近な幸せの大切さ。夢を諦めない、夢を実現する強い力にいつも勇気をもらえます。今後どんなワクワクを私たちにみせてくれるのか?
前澤友作さん、この人から目が離せない。
>カザフスタンのどこかにパラシュートで落下するという、なんとも古典的でかっこ悪い帰還。まるで人生みたいだとも思えました。
うまい!
>いつもはつい他人事になってしまう「世界と平和」について、少し考えるきっかけにもなりました。
ほんとそうですよね。その点でひそかに凄い貢献してますよね、前澤さん。