劇場公開日 2024年11月29日

「インドエンタメ映画要素のてんこ盛り」JAWAN ジャワーン 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5インドエンタメ映画要素のてんこ盛り

2024年12月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

よいところ
インド映画らしく勧善懲悪、筋肉、女性復権、ダンスてんこ盛りでとても「らしい」映画
開始からエンディングまでとにかく退屈させないように詰め込まれてる。特にキャストクレジット。ハリウッドも見習え。

?なところ
長いから前後編で休憩欲しい、トイレ行きたくなる
刑務所の格闘って周囲の部下が棒立ち?銃持ってるよね

そんなに数見てるわけではないけど、これがインド映画と言わんばかりの要素詰め込んでる。どこかで読んだ書評にインド映画は視聴者の身分も知識量も上下に差があるから、ストーリーはわかりやすくダンスのようなセリフに関係ないシーンがあるとのことだが、まさにそのような感じ。そしてとにかく全てのシーンに意味を持たせようとして171分と長いのに無駄なシーンというか余裕がなく怒涛の展開の連続。なこともあって割と一気にシーンが飛んだりもする。ふかく考える必要はない。

ただなんというかハリウッド映画を見慣れてるせいか、カースタントや爆破シーンは絵面が弱い、音楽のせいかな?RRRの時のバカっぽいまでのケレン味たっぷりな決めポーズやデカい破壊シーンがなかったからかも。空くらい飛べ。

エンドクレジットまで楽しませようという精神はハリウッドも見習え。よく余韻がどうとかいう意見もあるが、客の時間を使っていることに対して謙虚になる方がいい。

木花咲耶