傷物語 こよみヴァンプのレビュー・感想・評価
全9件を表示
凄まじい
物語シリーズの前日譚
数年前に上映された3部作構成 verは1部作目しか観ておらず。傷物語のストーリーを最後まで見届けるのは今回が初めてだった。
完成するのに6年かかったらしく、シャフトの独特な演出は勿論のこと、監督の傷物語にかける想いやこだわりが存分に詰まった作品!
戦闘シーンは大スクリーンで観ると大迫力だったし、何度か鳥肌がたったり、手に汗を握るシーンもたくさんあった。
見ず知らずの吸血鬼に命を投げ出そうとしたり、最終的には彼女の命を救うために人間に戻ることを諦めたり、阿良々木暦は心底お人好しすぎる。
だけどそこが阿良々木暦の良さであり、その後の物語を進めていくにあたって重要な部分でもあると思ってる。
大好きなアニメを劇場で観れて最高だった!!
今回は舞台挨拶が付いていて、神谷浩史さんと坂本真綾さんを生で拝見できるという神イベでもあった。
神谷さんはリアルだとよりイケボだったし、坂本真綾さんは遠目からでもめちゃくちゃ可愛らしいお方だということがわかった。
お二人のインタビューを聞いて、たくさんの方々が時間かけて、熱い想いを込めて作った作品だということを改めて実感したし、そんな作品をちゃんと劇場で見れて本当に良かったと思う。
物語シリーズは時系列順周回したい。
劇場で観れて良かったが少し物足りない印象
2016年の公開時は劇場に観に行けなかったため、改めて大きなスクリーンで観る事ができてそこについては大変満足です。
音楽の変更点やセリフを再録している箇所なども確認できたので、新鮮さがありそこは楽しめました。
ただ、やはり総集編という事もあり、カットが多い印象を受けました。
大事な部分がカットされていたり、カット出来るのでは?という部分は残されていたりと、観ていて疑問に思う点がちらほらありました。
ギャグシーンはほぼカットだったので、楽しみにしていた部分が無かったのは残念でした。
羽川と絡むシーンもほぼほぼカットされていたため、阿良々木との関係性がすごくフワッとしてると言うか……この状態で体育倉庫でのエロシーンがちゃっかり残されてたらキレそうでしたが、ちゃんとカットされてて少し安心しました。
説明描写が少なかったのも仕方ないとは思いますが、やはり物足りない感は否めません。
個人的には、
最後の「互いに傷つけあった〜」の語りの部分が無かったのが本当に残念でした……。
シャレオツ
TVシリーズは見た。
漫画が完結になったから、久々に見たくなった。
なので、話の筋は覚えてる。
やっぱり物語は面白かった。
作画は…深夜アニメの再編集って事なので、言わずもがなな感じはある。
時系列が入れ替わるというか、急激に差し込まれるシーンとかもあってわかりにくいと言えばわかりにくい。ただ…ギリギリ、クリエイティブな編集と言えなくもない。
雰囲気のあるアングルやカットは素敵だった。
元々TVシリーズの時から絵の構図が凄く好きだった。
ON AIRの時は気にならなかったのだけど、声優の発声の癖に疑問をもった。
台詞尻で息を吸う。
神谷氏の台詞はほぼソレが聞こえる。技術の1つなのだろうかと思うのだけど、他の声優さんからは聞こえる事があまりなかった。
阿良々木と羽川は特に顕著だった。
再編集された本編を見ながら、時間もが予算もなかったのだろうなぁと思う。意欲だけが伝わってくる。
球場で行われる殺し合いは、ちょと意味の分からない動きも多すぎて…ちょいと残念。
なぜこの時期に公開なのだろうと考える。
小説のラストは知らないのだけれど、漫画のラストはまだアニメでは描かれてはいない。
羽川の「渦虎(こんな字だったかな?)」との物語が描かれてはいない。
もし、この作品がそれらの前哨戦になるのならと…そんな下心を携えて鑑賞。
物語シリーズをたくさん見てるほど面白い作品
見終わってすぐの感想は「良かった…」でした。
物語シリーズ独特の雰囲気や表現というものがあり、他のレビューをみたところ、物語シリーズの場面展開がどういうものか知らない人は何がどうなってこうなってるのか理解しずらいところがあるのもしょうがないのかなと思います。
ですので、タイトルでも書いてあるように、物語シリーズが好きで色んな物語を見てきた人の方がより楽しめる作品だと僕は思います。
そして、他の物語にも出てきたキャラやシーンの詳細がわかり、そういうところも理由の一つです。
また、その独特の表現などは、キャラの心情や行動がわかりやすくもなっているため、あまり見た事ない人でも楽しめるようにもなっているはずです。
一度傷物語を見たことがある人に対しては、言えることはほとんどありません。ですが、映画館ならではの音響などがあるので、物語シリーズが好きな人は一度は絶対にいってほしいと思います。
次は印象でこの3つを選んだ理由です。1つ目は、ギャグといえるところもあり、阿良々木くんらしい行動をとるときなど、笑える箇所がいくらかあったからです。2つ目、悲しいというかどうにもできない、誰も幸せになれない、そんな胸が痛くなるようなことがあったからです。最後、これは吸血鬼であるキスショット(略)と人間である阿良々木暦が関わる上で無視できない恐ろしさがあるからです。
見終わった後の満足感と、なんともいえない気持ちはぜひ見に行って体験してほしいと感じます。
美しく、正しくなく、誰も幸せになれない、そんな物語です。
元々好きなので最高だった!!
2016年に観た時に分割商法はやや不満でしたが、コントラスト強めの絵柄や、独特の演出やBGMが強く印象に残っていたので、今回また劇場で観る事ができてとても良かったです。脚本が丁寧な日本語で、実力のある声優がじっくりと読んで下さり、贅沢な時間に浸る事ができました。本作だと羽川さんがやられてもすぐ復活するので、次回へ続くとなったオリジナル版の方が味わい深い余韻がありました。作中で一番盛り上がるシーンだと思いますが、本作だとその体験は薄く一長一短な部分はあると思います。編集の都合は殆ど感じませんでしたが、唯一、羽川さんが「ハートアンダーブレードさんは〜」と言い出して、あれ面識があるのかなという感じでした。阿良々木君が「スパシーボ!」と言うシーンがカットされましたが、どんなシーンだか忘れました。個人的に近年死にたくなっていたので、我慢して生きろというラストは2016年の自分よりしっくり来て、今観れて良かったです。「鬼太郎誕生」を観た時にシャフトが作ってくれたらなと妄想していました。改めて観るとカラスの量も半端ないですしね。本作を劇場公開して下さり、ありがとうございました。もう二度と無い完成度が高い映画だと感じました。
シャフト印
物語シリーズ、名前だけは知ってますし、西尾維新先生作品は結構読んでるんですが、物語シリーズだけ全く触れてこずの人間で、今作も今週観る作品少ないなー、初見でも大丈夫なのかーくらいのテンションで観に行きました。特典はA4ビジュアルボードでした。オシャンティーです。
総集編なんだろうなーというぶつ切り感はありつつも、シャフトの独特なアニメーションは迫力がありましたし、世界観には惹かれるものが多くありました。
主人公・阿良々木暦が吸血鬼のキスショットに血を分け与えてしまったがために、自分自身も吸血鬼となって、吸血鬼の自分と葛藤したり、吸血鬼ハンターと戦ったり、キスショットと暦の睨み合いが起こったりと、3部作の起承転結が1本におさまっていました。
暦のセリフ量の多さが怒涛の勢いで脳内に叩き込まれるので、神谷さんの熱演がひしひしと伝わってきました。感情の起伏が激しい暦を操るかの如く演じ切った神谷さんすげーっす。
羽川さん(めちゃくちゃパイオツカイデー)がキーマンの1人なんだろうなーと思っていましたが、登場頻度がそこまで高くなく、割とそんな事ないのかなーと思っていたら、羽川さんパートが切られていたのかと気づきました。結構魅力のあるキャラだけに、3部作では彼女と暦のイチャコラが楽しめたのかなと思うとちょっと残念でした。
一瞬の斬撃で殺されたとはいえ、腸がドバドバ出るシーンはかなりグロかったです。腸を拾って詰め込もうとするシーンをアニメにすると現実よりも生々しさがあって悍ましかったです。
物語の着地点もしっかりしており、暦とキスショットのこれまでとこれからを最後まで描き切ったのは良かったです。ただ、後半かなりテンポ感が悪くなっていた気がして、少しだけウトウトしてしまった時間帯がありました。
シャフトのアニメーションって、今まではキラキラしたものや、性癖全開みたいな舐め回すようなアングルが多い会社だなと思っていましたが、今作ではスピード感抜群の絵作りや、想像以上のグロさが並々ならぬ熱量で描かれており、しっかり度肝を抜かれました。
暦が全速力で駆け抜けるシーンなんかは、バトルアニメのそれで、4DX映えしそうだなとぼんやり思って観ていました。
物語シリーズの新作アニメーションでもやるのかな?と思いましたが、別にそんな事はないみたいなので、謎タイミングな総集編だったなーと思いました。
物語シリーズには興味が出たので、ちょくちょく追ってみようと思います。
鑑賞日 1/14
鑑賞時間 11:50〜14:25
座席 D-10
大人向けなのは良いが 同じ事の繰り返し場面が多いかな。もっと刺激的な流れを期待してた。
今年に入って本格的な猛吹雪の中 劇場へ行った。
本日は「傷物語」を観たよ。
入り口で入場者プレゼントの大きな“イラスト”紙貰ったわ。
持っとくの困ったが素直に嬉しい。
この映画は 過去上映公開済みの“I 鉄血篇” 熱血篇“冷血篇”の三作の総集編として
今作「傷物語 -こよみヴァンプ-」となる様だ。
だから見ていて時短上映ではないが編集カット?的ロゴが多く入りウザったい感が否めない。昔見た岩井監督の「リリイ・シュシュのすべて」の編集感じが少しした。
まあイキなりから女子高生(羽川 翼)のパンチラからシッカリ入り込む展開で、野郎的話そのものですな。
命途絶える吸血鬼美女(キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード)を救った事で、主人公(阿良々木 暦)自らは吸血鬼化して人には戻れなくなる。
不気味に迫る3人の吸血鬼ハンタ-と吸血鬼美女との壮絶な戦いを描く展開。ハッキリ言ってキモイです。そして上映が少し長いですね。
独特の世界観を出し過ぎてますが、鬼滅の美女とJK編wみたいなもんですな。作者は相当心が病んでそうw。
バンパイアも最初のうちは少女で その後 人を捕食していくと老けていく。この設定は良いと思う。だから死にかけ前はBBAである。
その点は良いけど、ほぼほぼ美女の姿で男を釣ってるじゃん。不細工女の吸血鬼なら主は見捨てたかな?
羽川の役目処がもひとつ分かんねぇ。パンツ見せただけなのか。もっと血を見て失神しろとおもう。
戦いにて切られて出血場面や捕食場面も繰り返しあり もうゲップ、終盤は飽き飽きします。
セクシ-なんだけどな。結局人間に彼を戻す気でキスショットは死のうとするが、魔界交渉人の忍野メメが仲裁し1:9の比率で バンパイア人間として二人はこの世に残ってしまう。
交渉人の存在が一番よー分らんなぁ。
まあ総集編としての変な聖域が出来てしまい 納得せざるを得ない良くある展開落ちです。
折角の生き返りなんだし、美女との激しい恋心を主に宿かせた方が良かったと思う。
青春っぽい作品を期待してたんですが、生き残るJKもなんか終始オマケな存在で 使い方が残念でした。
全体的にアニプレックス製作なんで絵と音当てはとっても綺麗です。
興味ある方は劇場へ!
懐かしの物語!
前回の三部作をいい感じにまとめた作品なのかな?
自分としてはだいぶ忘れていたこともあり新鮮な気持ちで楽しめた!まとめ方もだいぶ上手いと思う!今回でも話の違和感は比較的少ないんじゃないかな?最初からこれでいい感もあるけど、、、
バトルシーンは熱いし、メインヒロインは絶対に羽川だね!この流れで付き合わないことはない!ってレベルに可愛い!!キスショットもいいね!どの頃も可愛い!
ただ、体育倉庫のシーンが欲しかった、、、、。
あと、キスショットのシーンもうちょっと多くなかったっけ?自分的にはもうちょい見たかったのが残念。
総合的に、綺麗に纏まってたし良かったけど、前回を3部で見せたからこその物足りなさが目立ってしまう、、。
でも久々に物語見れて良かった!!やっぱいいね!
総集編だから当り前ではあるが、目新しさはないね。
映画の売りでもあったバトルシーンのカットは予想通り少なめで、いわゆる日常パートがかなり大担にカットされている。
まぁ、3部作を1本にまとめるんだから仕方がないのだが、キスショットの心臓の件りが丸っとカットされているのはちょっとな。
クライマックスでアララギ君が忍野を呼ぶシーンの意味が薄れてしまう。
3部作すべて観るのは大変だから、新規ファンのためにまとめること自体は悪くないと思うけどね。
中途半端な総集編を作るくらいなら大学生編とかの新シリーズをやってほしい。
全9件を表示