熱のあとにのレビュー・感想・評価
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ボソボソ喋る
愛憎のもつれで男を殺してしまった女が、6年後に理解ある別の男と結婚して穏やかな生活を送れるかと思いきや、というキツめの作品です。橋本愛さん、仲野大賀さん主演と言うだけで期待が膨らみます。しかし・・
それは登場人物の個性であり内面の表象だから仕方ないかも知れないのですが、「ボソボソ喋る」という日本映画特有の(?)僕の大嫌いな建付けに苛立ちが終始抑えられず、作品の入り口をすら通る事ができませんでした。やっぱりダメだ。録音・整音の問題なの?
『台風クラブ』以来のわけのわからない笑えない茶番劇
2024年映画鑑賞30作品目
4月27日(土)フォーラム仙台
リピート割引1200円
山本英監督作品初鑑賞
イ・ナウォン脚本作品初鑑賞
粗筋なんてあってないようなもの
嫌韓ではないが客観的に言っても脚本が酷すぎる
ホストにハマって貢いで破滅した女の再生?
りりちゃんなら共感できるかな?
映画に共感を求めがちの人にとっては地獄
橋本愛や仲野太賀のファンで彼らの芝居を楽しみたい人にはお勧めかな
懺悔室での橋本愛が特に良かった
映画館で鑑賞中のお喋りは厳禁だがプラネタリウムはセーフなのか
橋本愛の長台詞に幼女のツッコミ
終わると何事もなく退席する観客と沙苗を抱きつく望月は印象的
木野花が初登場したときの台詞無しの長めの間に吹き出してしまった
いつまでも成長しない同じことの繰り返しのネット民みたいにコーヒーは吹かないけどね
教会で登場した4人のおばさんのコーラスだが口があまり開いてなかった
ああいうのはくどいくらいの表現力で歌うもんじゃないのか
女性4人コーラスといえばLA DIVAを思い出すがそれに比べるとあれはあまりにも酷すぎた絵的にも
結局ライフルに撃たれて死ぬんじゃないのかよ
ナイフで刺されて死んだんじゃないのかよ
人ってなかなか死なないもんんだよ
交差点で右折せず停車したまま車内で60秒見つめ合う沙苗と健太
こんなラストシーンを他の映画作品かテレビドラマで観たような既視感があるがそれがなんなのかタイトルがどうしても思い出せない
配役
ホストの望月に対する殺害未遂で服役し出所したばかりの園田沙苗に橋本愛
沙苗とお見合い結婚した林業の小泉健太に仲野太賀
ホストの望月の妻の足立よしこに木竜麻生
よしこの息子に森田湊斗
沙苗の母の園田多美子に坂井真紀
沙苗のカウンセラーの藤井圭子に木野花
健太の同僚で赤いマフラーを編んでいる宇佐見美紀に鳴海唯
健太の同僚の佐々本宝
健太の三枚目の友人にアベラヒデノブ
健太の男前の友人に松澤匠
健太の眼鏡をかけた友人に望月めいり
居酒屋で夫が社会主義だと愚痴る居酒屋の客に田中佐季
沙苗に殺されかけたホストの望月隼人に水上恒司
新宿の新人ホストで望月と同様に金髪の詩音に楽駆
大分乱暴でしたが
軟着陸出来た感。個人的には太賀くんが刺されて終わりで良かった。プラネタリウムの明かりじゃ原稿は読めん、シラノみたいに覚えてるの?
あと心療医と教会を茶化した感じは好きでした。
橋本愛さんの取扱、どの作品も作り手が美女を捻くり回そうという意図しか見えない。正直、不幸な人と思う。
愛は全部同じ?
橋本愛の新たな魅力発見と流石の仲野太賀の安定感で
俳優の演技はすごく良かったと思います。
愛について考えさせられる内容ですし、
劇中のキャラクターもそれぞれ考えて動いているの
ですが、どのキャラクターとも共感できなかったので、
感情移入もできず、没入感は私にはない作品でした。
ラストは、あーそれが伏線だったのかとは思いましたが
かなり無理があるんじゃないかと感じた次第です。
展開が読みづらいという意味では
面白かったですね。
一般的にいう、地雷系。
推しのホストを刺した過去を持つ女が普通に結婚はしたもののグズグズしてる所に、謎女登場して話が暗転して行く。
一種のPTSDだと思う。
刺さなきゃ愛じゃないんじゃないか?という呪いを自分にかけてしまったんだな。殺せなかった事も何か傷になっているのかも知れない。自ら結婚という檻でわけわかめ自分を拘束してみたが中から腐ってしまった地雷女と、わかって結婚した仲野夫偉い。
役者陣の頑張りで見応えある。
橋本は全力でやり切ったと思うが役の深みにハマって重く見ずらい感じがしてしまった。全体設計、見せ方にも関わるので監督の整理ができてなかったのかも知れないい。
もっとグッとくる演出が出来たようなきがする。
木滝はどっかで見た顔だなと思ったら「私達は大人」の変顔ポスターの子じゃった。
言葉に踊らされて
2023年。山本英監督。過去に熱烈に愛した男を刺して重傷を負わせた女性は、その後に出会った男と結婚するが、過去の男(というより愛の記憶)を忘れられず、問題を起こしながら死んだように生活している。そしてついに決着をつけるときがきて、、、という話。
人生を賭けた本当の愛①と、日々の幸せな生活②が対比され、葛藤が高まったところで最後の決着と解決策の提示③へ、という黄金パターンに沿っているのだが、①~③のいずれも映像的に表現されず、登場人物の言葉による説明に終始しているのは残念な限り。しかも、言葉で構築されたそれぞれの形象がいかにも弱く相対的であり、イメージの力強さに欠ける。「人生を賭けた愛」はホストに入れあげた一方的なものだと暴露されるし、「日々の幸せな生活」は夫がほかの女にもなびくことで崩壊しているし、「解決策」となるはずの決め場面はじっと見つめる時間になっていない。なんということか。
人生を賭けた愛に憑かれた女の物語を描くなら、それを映像として描いてほしかったし、物語の展開も映像としてつむいでほしかった。残念無念。
幸せな結婚と自然死
うーん…話も断片的でいる?っていう要素やノイズも多く、なかなか入り込めなかった。
「必ず最後に愛は勝つ!」とはいうが愛の捉え方のクセが強すぎて…しかしラストで愛を疑ったて揺らいだ。そして60秒見つめ合ったことでその先に行けたのかな…わーやっぱりなんだかな…橋本愛さんのスーンとし佇まいと仲野大賀さんの熱演に⭐️と水上恒司の贅沢な使い方に星半分⭐️
②F-5
無敵な純愛
《熱のあとに》
それが狂気かどうかは周りが決めることは出来ない。"受け入れられる"事を求めない愛の何と無敵なこと。エゴのひと言で済まされない説得力は 橋本愛 の怪演ゆえ、間違え無く彼女の代表作となるだろう。精神科診察シーンと不条理描写を織り交ぜて"現実"と"本当"の間が見えてくる。でもやっぱり 橋本愛 演じる沙苗に惹かれる、なんて言ったら世の中の女性を敵に回すのだろうね。仲野太賀 木竜麻生 鳴海唯 皆ベストキャストの賜物。セリフは舞台的にも感じたが不条理シーンは映画だからこそ。脚本と映像のバランスは好感。60秒のラストは正に"熱のあとに"でした。傑作!
プラネタリウムの恐怖
一見まともに見えて言っていることが全く理解できない人物というのが、想像以上に怖いと思い知らされる。
過去に殺人未遂を犯し服役していた女性に橋本愛。彼女の究極の愛の形が相手を殺すことというロジックが最後まで腑に落ちなかった。
かつて愛していた想い人を見つけ、プラネタリウムで思いの丈を吐露するシーンがとにかくヤバい。
静かな場所で何物騒な話をしているんだと思っていると、作中で2人の後ろにいた少女が恐怖で泣き出すという演出がよくも悪くも印象に残った。
【熱の映画】
狂気でしかない愛の形が描かれる冒頭。そんな熱のあとに、狂気が正気に見えてくるほどの演技力と演出に惹きつけられ、色んな想像を掻き立てるラストには見ているこちらの熱が出る。
◆概要
2019年に起きた新宿ホスト殺人未遂事件から着想を得て描かれるオリジナルストーリー。2023年・第28回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門、第24回東京フィルメックス・コンペティション部門出品。
【監督】
山本英(東京藝術大学大学院での修了制作「小さな声で囁いて」で注目された若手監督。本作で商業映画デビュー)
【出演】
橋本愛、仲野太賀、木竜麻生、坂井真紀、木野花、鳴海唯、水上恒司
【公開】2024年2月2日
【上映時間】127分
◆ストーリー
自分の愛を貫くため、ホストの隼人を刺し殺そうとして逮捕された沙苗。事件から6年後、彼女は自分の過去を受け入れてくれる健太とお見合い結婚し、平穏な日常を過ごしていた。しかしある日、謎めいた隣人女性・足立が沙苗の前に現れたことから、運命の歯車が狂い始める。
◆
◆以下ネタバレ
◆
◆狂気
冒頭、堕ちていくように階段を駆け下りていく沙苗。血まみれの隼人、返り血を浴びた沙苗はスプリンクラーに濡れながらその表情には笑みが。そんな狂気が描かれる冒頭から、健太と長いトンネルを抜け、“熱のあと”の沙苗に明るい未来を示すような光が当たり出し、タイトルへ。足立に翻弄されながら、沙苗は時には自害を図り、恐怖におののき逮捕を望む。健太との夫婦生活も、“幸せだった時もあった”と語る健太とは裏腹に、沙苗はどこかいつも上の空で、その姿は揺らめくよう。本作を通して描かれる沙苗の運命は、常に危うくも脆くも見え、そのどことない緊迫感に終始惹きつけられた。
◆正気
「演じていくうちに沙苗の正気と狂気が逆転する瞬間があって痺れた」と語る橋本愛。カウンセリングでは沙苗は常に彼女の中で正気であり、カウンセラーの、つまり世にとっての正気との間に苦しむ。健太という、ある意味一番人間らしい、世間の正気とも当然噛み合う事はない。やがて訪れる隼人の影に再燃する沙苗の“熱”。隼人がまだ持っていた靴に何かを確信し、隼人のもとへ向かう沙苗は、まるで自分自身を問うための最終地へ向かうよう。妄信的に見えつつもどこか彼女の狂気が正気に思えてくるような、不思議な感覚だった。そんな感覚になる事を見透かすように、プラネタリウムで沙苗がしずかに隼人にぶつける正気が、幼い純心にはただ泣き出してしまうほどの狂気として描かれる。正気と狂気が静かに混在するあのシーンが本作ならではで、1番の山場だった。
◆ラスト
本作のラストについて「二人に残されている手段は見つめ合うことしかないんじゃないか」と考えたという監督。沙苗はついに再会した隼人について、“時が経ち、お互いが変化していた”と語ったように、健太との触れ合いを通じて自らに変化があった事を暗に示す。健太もついには沙苗から刺される事を欲するほど、本当の意味で沙苗の正気に寄り添い始めていた。“戦争を解決する手段”、つまりどうにも解決しようのないほど距離のあった2人のそれぞれの正気は、長い旅路の果てに寄り添い合い、60秒見つめ合う事でついに交わる事になったのか。サイドブレーキをかけたラストカットは、交差点のど真ん中でクラクションを鳴らされながら、そんな世間との接点を閉じるような、映画冒頭のような“愛の形”に解を帰着させた演出にも見えた。つまり2人は、世間の正気とは違う正気の“愛の形”へと向かった…。ただし、サイドブレーキをかけたのは2人ではなく、沙苗1人の手だったというのもまた別の意味での想像がわくのだが。
◆評価(2024年2月2日現在)
Filmarks:★×3.5
Yahoo!検索:★×3.6
映画.com:★×3.5
愛
橋本愛が男からするとちょっとお近づきになりたくない女性(ましてや結婚なんて ムリムリ💦)を狂演
木竜麻生が「菊とギロチン」でも印象的な役(女相撲の力士😲)だったが、今回も謎の女を好演
仲野太賀は相変わらず何でもできる俳優で、一番共感はできるものの、最後は…
ひたすら不穏な作りで、一体自分は何を観せられているのだろうと、終始頭の中は❓なのだが、何故か最後まで観せていく映画力が凄い!
とりあえず橋本愛が怖すぎる! オワリ!
実話の重みも感じた!
実際の事件を下敷きにしてる重み!
橋本愛ちゃんがさりげない熱演!受ける中野君も難しい立ち位置を自然体で演じて好感!
男と女、どこで間違っていくのか。
感情は、どうしょうもない部分がある、それを上手く描いている。
一度、熱にうかれたその後。この後も興味が沸く映画だった。
試写会が当選したが、都合上つかず映画館で鑑賞しました!かなり混雑した観客で見てる人々の熱気も感じました!
良い
狂気を静かに表現されてるのが良かった。サスペンス的要素もありすごい楽しめました。監督も語られていましたが狂気は誰もが多かれ少なかれはらんでいると思います。キャストも脚本も良い。良質な作品だと思います。
あとじゃなく発熱中
6年前にホストを刺して殺人未遂で逮捕された女性と彼女の過去を知りつつも気にせず結婚した夫の話。
一方的だったのか付き合っていたのかは判らないけれど、男を刺した沙苗が出所して半年後、お見合い相手の鈴木という銀行マンが実は代打の小泉さんだったことで巻き起こっていくストーリー。
全体的に何だかシーンが変わるたびにその前の流れは何だった?その間何があった?という様な繋がりの悪さ全開で、自分で補完してくださいってことですか?なテキトーなつくりだし、登場人物はみんなアブノーマルな輩ばかりですか?
それで世界が平和になれば世の中お花畑だらけだし、最後も別に揉めている訳でもなく冷静に見えましたが…。
恋愛映画とは異なるものを期待して観賞し、確かに異なる要素も結構あったけれど、ある意味ガッツリ恋愛物語で、しかも偏愛で自分にはついていけなかった。
過去一、無駄、イライラ映画
日本映画を応援したいし、低評価は出来ればつけたくないけど、これは酷すぎる。過去一、時間とお金を無駄にしたと思っていしまいます。
まず、テンポが以上に悪い。
長々と意味の無い映像が多い。何かあるのか、、、と頑張った先には「?」ととなるシーンが多い。観ていてイライラします。
更に、画面が暗い。
誰が何をしているか分からないシーンも多いです。これも、何か意味があるのか、、、と見ていても「??」となります。
更に更に、キャラに魅力が無い。
どのキャラも感情移入出来ず、不思議ちゃんだらけ。主要キャラは何人いるのか?3人は分かるけど。途中から1人増えた?多分。暗くてわからんけど。誰だ?あんたは?、
最後も嫌い。
最後に長回しの嫌なシーン。
くっつくのか?離れるのか??
どっちでもいいなー、早く終われ。
監督の名前、どうか忘れないように。
それでも、仲野太賀は素晴らしい役者なので+★1です。好きな俳優さんが出てなかったら、、、恐ろしい拷問。
私の愛は、大衆一般には理解できないのよ❗️とまでは言ってないけど…
いまさら言うまでもなく、愛のカタチはさまざま。
対象が異性なのか、同性なのか、親なのか、こどもなのか、推しのチームなのか、帰属する団体なのか、母校なのか、郷土なのか、等々あげたらキリがありません。
しかし、色々な出来事や時間の経過とともに変化すると言う意味では、人間同士の愛ほど不安定なものはありません。しかも、愛から始まったはずなのに気が付いたら憎しみや嫌悪になっている、なんてこともかなりの頻度で発生します。
ということを経験済みの大人たちがこの映画を見たら、そりゃあ白けると思います。
橋本愛さんの頑固というか頑迷な愛については、どんな言葉を尽くされようが、理解できません。
愛における〝庶民感覚〟を代表する仲野太賀さんが振り回される姿は、痛々しいというよりも、なんか小バカにされてるような感じでした。
服役中の5年という時間の経過による橋本愛さんの変化(或いは変わらずにいられた理由)について何も描かれていないと、劇中の「これが現実なの」みたいなセリフに対しても、じゃあ経年変化という現実も描いてよ❗️とツッコミをいれたくなります。
ユーモアとシュールさがない交ぜになったラストはなかなかユニークで面白かっただけに、ちょっと残念でした。
紫煙をくゆらせる橋本愛さんは美しすぎる
あえて共感や理解、感情移入できない登場人物にしているのかなと勝手に解釈しました。
主人公に色んな出来事や感情の爆発がある裏で(鑑賞者が見ていないところで)他の登場人物も別の出来事や感情の動きがあって、そのせいで「えっなんでこんなことを?」ということも多く…………
雰囲気や音楽やカメラワーク、(もちろん一番は)演者の皆様の熱演は素晴らしかったです。
素晴らしかったので脚本にあまりついていけなかったのが、うーん……消化不良……
全30件中、1~20件目を表示