デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のレビュー・感想・評価
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細かいところは消化不良
観る直前に「PG12」で警告されたビックリしたが
侵略者が虐殺されるシーンが多いので仕方ないのかな?
前章の宇宙船から
侵略者の存在が明らかになって
人類が「侵略者と融和する人達」と「侵略者を徹底的に排除する人達」
に分かれてしまって社会が混乱をする
「偉い人」が脱出するための箱舟を作ったが
総理大臣も良心の呵責に苛まれて放送での原稿を無視した発言をして辞めさせられてしまう
総理はイソベやんに似ていて人気だから総理にされただけの「神輿」という描写があって
この世界の権力構造ってどうなっているんだろうか
侵略者は高度な文明をもっているが
人類のほうが武器などの殺傷能力が高いので
人類が一方的に侵略者を虐殺している印象
大葉は8.31で瀕死の侵略者を
人間の身体に移植したらしい
オカルト研究部の先輩の家に住んでいて
大葉とオカルト研究部の関係は説明がないまま馴染んでいた
侵略者の素顔はリアルフェイスっぽい
凰蘭は門出が幼少期に自殺をしたのを止めるために
並行世界に意識だけ移ったことが明かされる
ただ、凰蘭が並行世界に行ったことで
どこまで人類滅亡に影響があったかわからない。
母艦が爆発したことで
エネルギーの拡散が抑えられたらしいので
小さなことで結果が大きく異なるということを示したかったのだろうか?
世界が緊迫化しているが
二人の日常は淡々と続いている部分が多い
最後は大葉がすごく頑張った
小比類巻がそれを邪魔している
小比類巻が思っていたより出番が多い
それに小比類巻が世界崩壊したあとで自分が権力を握るみたいなことを
語っていたが、なんだったのかわからないまま終わった
あと、侵略者の道具を使いこなしていたのは意外だった
人類滅亡までにはならなかったが
東京は宇宙船の爆発によって壊滅的な状況になり
お兄ちゃんとかも死んだ描写が描かれる
ただ、16日後を見ると
なんかあっけらかんとしていて
描写よりも被害はそこまでではないのか?
本作は漫画原作と終わり方は違うらしいが
侵略者も母星から捨てられたとか
箱舟は結局どうなったのかわからないまま終わる
「気になるところは原作で」ということか?
待ってました!
後章、公開!
期待裏切らず、楽しめました。
今回は、大葉くんと鳳蘭が話の中心なのかな。
もうすこし、門出と鳳蘭の関係性をフューチャーして欲しかったかな
でも、わたしは前章、後章ひきつづき、兄、ヒロシのファンです^_^
原作のラストが気になる
原作は最後まで読んでいなかったので、映画でラストを確かめようと思ったら映画オリジナルのラストらしい。
映画版のラストは個人的には満足。
もうちょっと悲惨でも良かったかもしれないが、充分。
これまでの経験を追体験する演出はちょっとクドかったけど、前編に引き続き面白い。
方舟に乗って逃げた政治家がどうなったのか、他に生き残った侵略者はいなかったのか、小比類巻が所属する団体のトップは誰で何をしているのか、色々謎は残ったままだが、残ったままなのがリアルな気がして楽しめた。
前後編セットでブルーレイが出たら買ってしまうかもしれない。
原作のあるものは仕方ないか
前章があまりにも面白すぎたせいか、後章は少々息切れしてバテちゃった感じがします。
もちろんオチが気に入らないというのが一番の理由ですが、しかしそれは原作があるものなのでどうしようもないかな。
後章の開始部分から、グロな場面が続き、以降もグロな展開になってしまったのが惜しかったです。私は前章のようなノリの良さで「ほんわか」な話の進み方を期待していました。もっとも前章の終わり部分で不穏な後章は予感させられましたが。
ただまぁ「あの」ちゃんの声優ぶりは前章にも感じましたが、アニメ声であるという点も含めて、後章でも光ってましたし、正直あのちゃんの作品だと思いました。
手放しの良作。前半の伏線回収・疑問解答の後編で、前編+後編=★4.25
後編は、前編の伏線(疑問)を回収する内容でもありますが、ガルパンやそれ以上のエヴァ程でなく、3ヶ月以内に続編を公開するスケジュールは有り難いです。
さてウマ娘と連続観賞を断念し土曜レイトで鑑賞しましたが、コチラはまずまずの良作でした。
そう言えば『PG12』指定? あのフェストゥムに相当するミニオンズもどきな侵略者キャラの惨○シーンが引っかかる? そんな彼らが最大の謎で、事情は薄っすら明かされましたが詳細は結局謎のまま(ともすればイカ娘的な懸念もw)。ただ本作は侵略戦争がテーマではないので、その辺は “よしなに” て事でしょう。一部描写・シーンに某国の実情および思想的な皮肉がチラ見した気も‥‥
よって後編はデーモン&おんたんや周囲との絆をとても良好に描いています。吉田脚本の真骨頂? 彼女は数々の良作をいくつも手掛けてますし。とは言え、おんたんのデンパは解明しつつも理由付けが少々強引‥‥まァ実際人間(子供)って思い付きで行動すると自分でもワケワカラない行動するので◎。
でもソレが近未来的技術の一端だったとは。もう一つのF技術ウンヌンについてはサスガに強引過ぎ+もうチョッと説得力が必要で、アイテム含めドラえもん的なご都合感は否めず。
それにしても、結局人間は愚かで醜く残酷で無慈悲なのか、賢く穏やかで暖かく立派なのか、その辺イロイロと考えてしまいます。人間って『デベ子』や『のび太』的な毒にも薬にもならない本質なのかな。作中の騒動劇は今まさにリアルな日本ですら起きてますし。
そんな世の中を鑑みると、こんな作品が生み出せる日本人の想像力と創造力には魅了されます。日本だからこそでしょうけど(意識高いハリウッド化しませんようにワラw)。
その他、いそべ総理大臣の人間らしさについて、だからどうなの?と言う扱いは刺さりましたw また高校教師は、上げ膳をイイ事に俗物に下るかと思いましたが、最後まで胸糞化しなくてよかったw そしてお兄ちゃん‥‥w
自衛隊や政府官僚などの上級民は相変わらずの描写でしたが、解りやすく風刺したのでしょう。それに後編はデーモン&おんたんと周辺の人々にフォーカスしてたので、その辺あまり気にならず。サスガに前半は伏線回なので?は付き物ですし。
『絶対』と言う言葉も刺さりました、持論ですが “正義≠絶対” です。
と言う訳で、手放し良作ではありましたが★5に届かない何かが。ヒョッとしてキャラデザ? まァ漫画原作なのでその辺は無理ですが、京アニ制作だったら『日常』みたいな風合いになったかな?w まァ結局何かが足りない?気はしてます。
前章観たあと原作読んでしまった!
上映から1時間ぐらいで隣の小学三年生の息子がぼそっと「これ、3(後章の続きのこと)あんじゃね?」とつぶやきました。観終わったあと、ほんとそれに同意です。
いや、わかってます。原作全12巻を後章を見る前に全部読んだ俺が悪いんです。
原作のラストは、なんか賛否両論ありそうですが自分はとても好きで、伏線もきっちり回収してるし言うことない終わり方でした。
でも映画は…連載が打ち切りになって強引にまとめた感のあるデデデデかと。並行世界でなんらかの事情で打ち切りになったデデデデ、それを完全に再現した映画化か?
せめて…16日後はやめてほしかった。なんなんだあの全キャラがあっけらかんとしている状況は。
デーモンズはただの小学校の思い出で前章にしか出てこないし、ゲーム脳の二人の未来や、あのキャラやこのキャラの未来や、門出と凰蘭の名前をあわせたらあの漫画になってイソベやんとつながるとこや、門出のお父さんや…
逆に映画が気に入ったら、原作はくどくなっちゃうんでしょうか?
あと、アニメですが、ちょっと止まってる絵が多かったのが気になりました。みんなで海に行っておんたんだけ浮き輪をつけてそろっと砂浜を進むシーン、セリフは進むのにおんたんは片足上げっぱなしで止まってるんですよね。他にもちょこちょこありました。原作の絵を紙芝居風に使ってアニメ化してる感じです。
くそう、いっそのこともっと派手なラストにすればよかったのに。
レッツ滅亡!!
全ては予定調和、だけど。。。
前章は☆5をつけたんですが、後章は期待に応える内容とは言い難いです。
結論とか、伏線回収の内容に不満はないんです。
原作見てませんが、こんな感じかなあ?って想像をはみ出ることは無く、侵略者が取り返しに来たんだってとこはイマイチわかりませんでしたが、平行世界が行き来できるっていうスペシャル能力がある世界ならもはや何でもあり設定だから深く追求できませんし。
なのでこの予定調和を前作並のブラックジョークや主人公たちの絡みで楽しませてくれることを期待したんですが、全力でネタバレに終止してて、クスッと笑える場面が少なく、時間が経つのが長い長い。
疲れました。
前章が良かっただけにこの期待外れ感は辛い。
もし前章見てなかったら見なくても大丈夫。
前章見てたら結末だけ確認するつもりで。
なんだろうな~5月24日公開って呪縛でどこか端折ったんですかね。
残念です。
テレビのワンクールものにした方がダレなくて良かったのかもしれませんね。
12話分あればもう少し丁寧にできたかも。
主人公二人の恋模様も何か中途半端。
良かったのは人類がクソだってテーマくらい。
前編に比べると…
原作未読ですが前編は非常に楽しめ、後半も見て来ました。
正直なところ期待していたほどではなく普通といった感じ…。
原作の作風が不明ですが恋愛より侵略者側とのやり取りをメインで見たかったかな。
なんというか全体的にストーリー中途半端な印象を受けました。他にも挙げている方が居ましたがスポットを当てるキャラクターをもう少し絞ったほうがよかったのではと思います。
アニメーションや演出などはよく出来ていたと思います。
なんかやべー日常系SF!
前章での女子高生の日常が徐々にSFチックな非日常に侵食されていき、遂に今回の後章では地球規模の危機に!
「侵略者」と呼ばれる謎の宇宙人たちの目的や衝撃の秘密が明らかになりいよいよ物語はクライマックスへ――
一見すると何気ない日常描写や社会風刺まで後あと思わぬ伏線になっていてかなり意表を突かれました。
SFにお約束の要素をちりばめつつも主人公たちの学生生活や友情もていねいに描いていて、終盤の門出からおんたん(凰蘭)へのセリフはすごくエモくてゾクッと来ました!
ゆる~い女子高生ライフとSFという奇妙な掛け合わせなのに絶妙な味わいになっています。
原作マンガとは結末を変えているらしいので、原作ではどんな終わり方だったのか気になるところ。
陰謀論とか政府の欺瞞とかそういう話題が好きな人にもおすすめ。
前作は必ず観ておくべし!
前回の振り返りも何もなくストーリーが始まるから、前章の鑑賞は必要!
「侵略者を保護すべき」との世間の声がある中で、政府は侵略者狩りを前章とは違い公然と行う異常な中で主人公たちの日常が続く。人間に扮した侵略者との合流とラブコメがちょっと退屈気味だったけれど、その中で何故侵略者たちが地球に来たのか、門出とおんたんの小学生時の不幸な事件等々、前章の宿題が次々と解決され、人類の破滅の日が迫ってくる。その頃にはすっかり画面に夢中になってました。
侵略者の母星により世界中の主要都市の人々が死に絶える中での巨大宇宙船の大爆発!
東京在住の主人公たち所縁の登場人物が次々と死んでいく中でまさかのエンディング。
やっぱ門出とおんたんは殺しちゃだめだよね!だから満点つけちゃいました。
終わって見回したら劇場は8割方埋まってたのでそれもまたびっくりでしたね。まぁ今週はビッグタイトルの公開が多いから、観た劇場では日に3回しかやってなかったかもしれませんね。もう一回行くかは検討中。
イデ◯ン
2ヶ月前に前作を観ていたのだが、記憶に不安があるため(アラフィフおじさんなもので‥)前日に大森まで行き再確認
観ておいてよかった( ´∀`)
何人か記憶から抜けていたキャラがあり、新作のように観てしまった
老いるショック‼️(@みうらじゅん)
主人公2人が属する女子グループが話の中心で、いつの時代も教室の隅で3~4人いつもワチャワチャ何やってんだか⁉集団(決してクラスの中心ではない)はありますが
高校時代彼女達から「LA‐PPISCH(レピッシュ)を盛岡に呼ぼう!」という署名嘆願ノートが回ってきたことを思い出し、キュ~ンとなった5月…オワリ!
マルチバース何でもありだから嫌い。
原作未読のため、良かったのか悪かったのか映画用変更点はわからず。
前作からの闇堕ちマルチバースの説明などあり、まあ腑に落ちた様な気にはなるが完全にはわからずじまい。
侵略者を可愛く描く事で色々偽装しているが、ダラダラとした生活と愛と友情とちょっとの瞬発力で地球をまあなんとか救う話は脱力系少年ジャンプ。
アベンジャーズのように暑苦しくならないのが今風若者である。
顔が回るイケメンの頑張りが今一つわからなかった。
2人が助けた宇宙亀が地球を救う的な話なのかも知れない。
友情のタイムリープ。
3年前の8月31日東京上空に突如現れた巨大な宇宙船(母艦)、その母艦が浮遊してるのが当たり前の日常となった住人達と小山門出とおんたんの話。
小学5年の頃、未確認飛行物体を目撃し異星人と交流のあった門出とおんたんの過去と現在。
~前章の続き~
~母艦爆発で人類滅亡まで1ヶ月~
前章公開から約2ヶ月経っての後章だけど、前章の終わりを覚えてなく…、冒頭に前章の終わりの回想シーン位は欲しかったかな。
前章観た時は続編気になる!って、なってたけど2ヶ月空いてちょっと冷めちゃった。
侵略者のキャラが個人的に可愛くて「誰か助けてあげて~」ってなってました。
間空けるならちゃんと編集して分かりやすくしてほしかった。
統合力が抜群の一作
今年3月に公開になった「前章」に続く待望の「後章」でした。原作漫画は未読でしたが、本作の世界観に惹かれていっぺんにファンになりましたので、当初の予定より1か月ほど公開が遅れましたが、早速観に行って来ました。
東京上空にUFOが襲来し、そこに潜む宇宙人との会話なき対立という超マクロでSFチックなテーマと、普通の現代女子高生(本作では大学に入学して女子大生)の揺れ動く細かい心情の部分にスポットを当てた超ミクロなテーマを見事に融合させ、破綻のないお話に創り上げた統合力が凄いと感じました。また、福島第一原発の事故とか米軍基地問題をはじめとする日米の非対称な関係、グローバル化を進めたことによる在日外国人の増加とそれによる地域社会との軋轢と言った、まさに現実社会の重要テーマを、時に明示的に、時に暗示的に観客に提示しつつ、それでいて決定的な結論を押し付けない作風も、実に上品な仕上がりで良かったと思います。さらに、ドラえもんのオマージュであるイソベヤンの存在も、個人的には非常に刺さりました。後章ではイソベヤンそのものの登場機会が殆どなく、その点ちょっと残念ではありましたが、タケコプターオマージュが大活躍だったので満足出来ました。
声優については、ダブル主演の幾田りらとあのちゃんの2人が、門出と凰蘭の絵柄とか動き、性格に至るまで、非常にマッチしていて、見事なキャスティングだったと思います。テーマソングもこの2人が唄っており、本作がもっと話題にならないのが不思議というか残念なところではありました。
そんな訳で、本作の評価は★4.5とします。
前章は退屈だったので星3評価をしたが、後章の本作は面白かった。 相...
前章は退屈だったので星3評価をしたが、後章の本作は面白かった。
相変わらず、門出とおんたんの学生生活と東京上空の宇宙船の2つのストーリーが展開されていく。
門出が飛び降り自殺した世界線と生きている世界線があるようだ。
おんたんは門出が死んだ世界からやってきた。門出が死んで侵略者の宇宙人に相談したところ、平行世界を移動できるということがわかった。おんたんは門出が男子にいじめられている日に移動してきて、キャラ変してイジメを防いだ。そこで未来が書き換えられて門出の未来の行動が変わったのだろう。
大葉はの中身は宇宙人。宇宙人は瀕死の状態であったが、仲間の宇宙人が彼を救うべく、近くで倒れていた大葉の体に入れた。
宇宙人の素顔は2度写される。人間の顔と同じだが、青くて怖い。
F元素という新たな元素が見つかった。F元素によって宇宙船は浮いているそうだ。宇宙船の動力炉は爆発寸前である。爆発すると地球が破滅する予定であったが、大葉が宇宙船に戻り復旧しに行く。しかし動力炉は復旧しなかった。もしかしたら安全に停止しようとしたのかもしれないが、わからなかった。
宇宙船は爆発し東京は崩壊した。エヴァンゲリヲンのようだった。
宇宙船爆発の前に、天から大きな指が現れたり、生命が触れると爆発する赤い玉が世界中に降り注ぐなど世紀末な展開が面白かった。
殺戮を繰り返していた小比類巻が生き残ったのが残念。
前章から続けてもう一度観たい
浅野いにおさん原作コミックの劇場アニメ化2部作の後編である本作。前章で残された謎がずっと気になっていたので、公開初日に鑑賞してきました。ラスト上映回であったにも関わらず、結構な客入りで注目の高さがうかがえます。
ストーリーは、大学生となった門出と凰蘭が、竹本ふたばや田井沼マコトらと友達になり、オカルト研究会に入って平凡な大学生活を送り、東京各地では自衛隊による侵略者駆除活動が活発に行われていた頃、上空の母艦は白煙を上げて傾き、もし墜落すれば、そこから放出されるF元素によって人類滅亡の危機が迫る中、侵略者が移植された人間・大葉、侵略者駆除を進める政府、侵略者保護団体SHIP、政府とつながるS.E.S社、政府転覆を狙う過激派グループ・青共闘など、それぞれの思惑が絡み合っていくというもの。
冒頭からショッキングな映像で重くなりかけましが、前章同様に凰蘭と門出たちの会話が楽しく、異常な世界の中で紡がれる変わらぬ日常を感じさせます。SFスペクタクルの舞台を用意しながら、フォーカスするのは友情や恋。凰蘭にとって、この平凡な愛すべき日常、かけがえのない親友の門出こそが全てであり、世界中の全人類と天秤にかけても、守るべき大切なものだということが伝わってきます。
映像的には、前章同様、リアルな背景とギャグっぽいキャラの生み出す違和感が、作品の世界観とよくマッチしています。加えて、特殊な装置で記憶を共有するシーンや終盤のデストラクション展開は、圧巻の映像美で魅せてくれます。内容も映像も劇場クオリティで、しっかり楽しませてくれる作品だと感じます。
ただ、前章をちょっと忘れかけていたために、侵略者襲来の裏で暗躍する勢力がわかりにくく、頭の中でつながりが悪いところがあったのは残念です。中でも、S.E.S社や小比類巻に関する描写は、やや端折っていてわかりにくい印象を受けます。機会があれば、前章から続けてもう一度観てみたいし、改めてテレビシリーズでじっくり描いたストーリーも作ってほしいです。
キャストは、幾田りらさん、あのちゃん、入野自由さん、和氣あず未さん、白石涼子さん、内山昂輝さん、竹中直人さんら。前作同様、主演二人のポテンシャルの高さが光ります。
もしトラ(ほぼトラ?)ともし滅
偉そうな顔をしたクソな人間どもに支配されている世界なんて、滅んだっていいんじゃない。
21世紀初頭、科学技術の発達、国際協調のシステムも一応は整えて、飢餓も感染症も大きな戦争もなんとか地球規模で拡散することは回避できるようにはなってきたのに(地域間格差はまだかなりあるし、犠牲者もゼロにはできないけど、つまり完璧にはほど遠いとはいえ)、人類滅亡のリスクは結局はエライ人たちのエゴや欲望に左右されてない?
ウクライナ、ガザ。
だけでなく、もしトラが本トラ(本当にトランプ大統領再選)になって、習さん、プーチンさんたちが、俺たちもそろそろ終わコンだし、なんなら世界も一緒に終わらせちゃおうか⁈
となんらかのキッカケで同期したら、この映画のようなことになりますよね、現実世界も。
だったら、思春期に出会った最高の友達や仲間たちのために〝もし滅〟(もしかしたら人類滅亡するかも)なことを私たちがしたっていいよね?
はい、私はいいと思います。
現実社会では、どこにでもいるような若者が世界を滅ぼす機会に出会うことなんて、そうそうないし(あったら大変困る)、君たちより何十年も前にキクとハシ(村上龍『コインロッカーベイビーズ』の主人公)が同じように破滅に向けて疾走してる例もあります。
ちょっとやり過ぎで危なっかしいのが、若者の特権なのに、最近の若者はなんだか真面目でおとなしい。
若者はもっと怒っていい。
スタートアップとか起業で成功するなんて夢は既存の価値観をなんだかんだと変容させて、今の大人たちが作った経済成長システムに加担するだけで、どこにも反抗や反発の気配がなくて、結局は大人への階段の一歩をおとなしく踏み出しただけのようにしか見えない。
もちろん、賢い人たち(偉そうに見せるのが上手なクソなオトナ)は、君たち、それでいいんだよとほくそ笑んでいると思うけど。
この映画、もっとハメを外してもいいんだよ!という若者たちへの応援歌なのではないでしょうか。
オリジナルだけど
原作はまだ連載中らしいので、劇場版オリジナルのラスト。原作はほぼ知らないので、映画として今作の展開は良かったと思います。まさかの爆発オチ笑。この作品ならありえるし、妙に納得。
ちなみに前作は門出ちゃんメインでしたが、今作は旺蘭ちゃんがメイン。前作の伏線も回収されて満足。日常パートと非日常パートのバランスとして、非日常が前面に出るのは、クライマックスだから仕方ない。主人公達がほぼ何も知らずに、最後まで話が進むのも逆に面白い。(この話らしい)
市民の無関心、観ないフリがテーマなんでしょう。関係ないけど、厨二なお兄さんがイタかった。(悪役の人ね)
※追記 原作は完結してるそうです。あえてオリジナル。
スゴイけど、もったいない!大切な感情が、大事な場面が、駆け足のように過ぎていった。
待ちに待ってた後半戦!
前編の結構大事な内容を覚えていない感じがしてます。
「これまでのデデデデは…」というような本編開始前に、前編のダイジェスト紹介が欲しかったぞ。
ますます風雑化する侵略者と尽瘁の関係が、真実が「駆け足で」次々に明らかになっていく。
が、整理できてないみたいで、話についていくのが精いっぱいで、落とし込む、味わう時間が足りない。
詰め込み過ぎで、実に実に実にもったいない。
TVシリーズの結構良くできた総集編みたいになってる。
全ての要素を残したまま全ての要素をそれぞれ短くしてつないだようだ。
青春の日々。
二人の大事な想いが詰まっている。
言葉のチョイスが個性的なセリフ、きゅんと来てくすっと笑えるけど切ない表現が魅力的。
侵略者たちは実はそれほど強くはなく、実は人類は強くて冷酷なことがわかる。
人間の残酷さ、おろかさ、滑稽さを描いた「宇宙戦略物」というマクロな側面と、友情、恋愛、若き日々を描いた「青春物」という個人的でミクロな面が混在しているのが本作の魅力で、そのそれぞれに大事な想いが詰まっていて、じっくり見せる必要があるのに、じっくり語られずに次々に話が進んでる。
これは、通常とは逆に、本作を元に長くしたテレビシリーズを作ってほしかった。
原作ファンだったら、原作の本当の良さをみんなに伝えられなかったことが、本当に悔しいと思う。
最後にだそくですが・・・突然、竹中直人が出てきてビックリ。すぐに分かった。やっぱ役者ってすごいね。
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