「原作未読●前章がクッソ最高だった」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 市丸六後さんの映画レビュー(感想・評価)
原作未読●前章がクッソ最高だった
なので初見、前後一挙観ての感想は、期待値が大き過ぎてちょっと物足りなく感じて、え?これで終わり??だった。
前章で主人公の二人が本当に密に絡んでるのに対し、後章は門出ちゃんから大葉くんに移って門出ちゃんが残念なくらい薄い。凛ちゃん一言もセリフがない。前章のように門出&おんたんをもっとメインにフォーカスして欲しかった。渡良瀬との恋の展開はとても良い。あの辺は前章の日常の雰囲気があって良かった。そういえば予告で「フ・ラ・れ・た」と言ってるシーン観たのに本編ではカットされてた。結構カットされてる模様。海外で配信されてると情報見たけど、それはいわゆるノーカット版みたいなのかな??すごく観たい。
小比類巻もなんでこいつ無事やねん、ってつい返り討ちを期待したくらい無双だった。でもこいつもキホちゃんを侵略者に殺されたと思っているのか、小比類巻視点では正しいんだろう。母艦って大きな鍋のフタにしか見えない。
侵略者も翻訳機持ってるくせになんで交渉をしなかったのか。侵略者の顔を見れば人類と同じということに気づくはずでそれでも駆除なんて躊躇が生まれないのか。デーモンズというタイトルは門出ちゃんに関係してるんじゃないのか、色々疑問は残る。漫画では描かれているんだろうか。ひろし兄はやっぱり最高にイケメンだったし声がズルい。あと個人的に大葉は帰ってこない方が良かった。
前章での8.32が始まるまでの〜とか、みんな無くなってしまったけど、という門出ちゃんのナレ聞いた後章展開予想は、門出&おんたんだけ、侵略者世界に行ったのかな?と思ったら全然違って人類も終了しなかった。
物語を上手に終わらせることがいかに難しいかよくわかる作品。制作に原作者が入ってるようなので一応原作者のお墨付きにはなるんだろう。さすがに原作12巻に対して4時間では足りなさ過ぎたか。前章がとても良い出来だったので3部作か4部作みたいにしたら同じく良い出来だったかもしれないと思うと勿体無い。
気に入った映画は何回も観たいタチで、今日4回目観たら、これはこれでいいのではないかと思い始めた。
とりあえず原作読みたいと思う。