「スゴイけど、もったいない!大切な感情が、大事な場面が、駆け足のように過ぎていった。」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
スゴイけど、もったいない!大切な感情が、大事な場面が、駆け足のように過ぎていった。
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待ちに待ってた後半戦!
前編の結構大事な内容を覚えていない感じがしてます。
「これまでのデデデデは…」というような本編開始前に、前編のダイジェスト紹介が欲しかったぞ。
ますます風雑化する侵略者と尽瘁の関係が、真実が「駆け足で」次々に明らかになっていく。
が、整理できてないみたいで、話についていくのが精いっぱいで、落とし込む、味わう時間が足りない。
詰め込み過ぎで、実に実に実にもったいない。
TVシリーズの結構良くできた総集編みたいになってる。
全ての要素を残したまま全ての要素をそれぞれ短くしてつないだようだ。
青春の日々。
二人の大事な想いが詰まっている。
言葉のチョイスが個性的なセリフ、きゅんと来てくすっと笑えるけど切ない表現が魅力的。
侵略者たちは実はそれほど強くはなく、実は人類は強くて冷酷なことがわかる。
人間の残酷さ、おろかさ、滑稽さを描いた「宇宙戦略物」というマクロな側面と、友情、恋愛、若き日々を描いた「青春物」という個人的でミクロな面が混在しているのが本作の魅力で、そのそれぞれに大事な想いが詰まっていて、じっくり見せる必要があるのに、じっくり語られずに次々に話が進んでる。
これは、通常とは逆に、本作を元に長くしたテレビシリーズを作ってほしかった。
原作ファンだったら、原作の本当の良さをみんなに伝えられなかったことが、本当に悔しいと思う。
最後にだそくですが・・・突然、竹中直人が出てきてビックリ。すぐに分かった。やっぱ役者ってすごいね。
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