「あした地球がこなごなになっても」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 ごはんさんの映画レビュー(感想・評価)
あした地球がこなごなになっても
前章に引き続き、日常会話のノリがどうにも自分にはあまり合わなかったけど、後半へ行くにつれて登場人物たちの行動、世界の結末が気になり前章に比べ夢中になれた印象。
出来れば前章からぶっつけで見たいそんな作品。
前章みたけどなんか合わないなぁって人でも前章みたからにはこちらも是非な作品。
「侵略者の素顔」
ヘルメット?が壊れたりしても素顔が映ることはなかったから、ヘルメットの中が映ることはないタイプのやつかなーと思ってたので、素顔が映った時はかなりドキッ!!とした。
それまで小さくてなんだかかわいい印象だったこともあり、なんというか中身リアルというか…
キャラっぽい侵略者に対して人類の対応ひど酷いなという嫌さから、中身が見えた事でまた違った人類の酷さが見えてしまった気がする。
「あした地球がこなごなになっても」
前作でもインストで流れていたらしいが、わからなかったけど、今回は歌詞ありで使用されていたのでしっかりわかったし、あまりアイドルソングとか詳しくない自分でも聞いたことある曲だった!そして歌詞がデデデデの作者だったんですね。
全然知らなかった。
流れるシーンと曲のタイトルはマッチしているけど、曲調とはマッチしていないというかむしろそれがめちゃくちゃ良かったというか。
旧エヴァで「甘き死よ来たれ」流れたときみたいな逆に清々しい感じ。
っていうかガフの部屋開いたのか?と思うような演出があったりちょっとエヴァっぽさ感じるシーンがいくつかあった気がする。
「地球は守られたけど、失ったものもある」
本作ハッピーエンドとは呼べないというか、ある種1つの願いのために世界をシフトしてきた事を考えればこの世界線ではその願いは叶えられたのでハッピーエンドかも知れないけど、それでも代償?は大きいエンドだった気がする。
ただその代償?この世界線で起こる消失シーンはそれこそ曲と相まって、最高に良かった。
全然良い事起きてないのに不思議と最高だなぁと思えてしまった。
原作未読なので、原作との違いは分からないけど、ストーリーはとても楽しめた、日常の会話のノリだけなんか合わなかったけど、ラストなんだか清々しい感じが味わえたので満足。
ラストは原作と違うみたいなので機会があれば原作も読んで見たい。
実は私は、前章がとても気に入り、後章を楽しみにしていました。
個人的には最後は地球が粉々になったり、人類が絶滅して欲しい(と言うと何か語弊がありますが)と思っていました。
当然、悪い奴も、いい奴も、主人公も、脇にでてただけの人も、みーんないなくなるような最後を、明るめの音楽で締めくくって欲しかったです。
いろいろな人のレビューを読みながら、みんな人それぞれでおもしろいなあ、と思っているところです。