「前章がよかったので期待が大きすぎたかな...」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 jfs2019さんの映画レビュー(感想・評価)
前章がよかったので期待が大きすぎたかな...
映画前章→原作漫画→映画後章の順番で鑑賞しましたが、この順番は失敗でした。原作漫画未読の人は映画を見てから読んだ方がいいと思います。
前章や漫画にあった切れ味が後章には感じられませんでした。なんだか当局から横槍が入ってストーリーを書き換えさせられたのでは、公開が延期になったのはそのせいでは、と陰謀論に染まりたくなるほどぬるくなってました。人類終了の絶望どこいった?
原作では東京五輪だった国のイベントが万博に差し替えられたせいで、国立競技場を新築した理由がよくわからなくなってたり、原作では回収されていたタイトルの謎(なんで「デーモンズ」?)や伏線が放り投げられっぱなしだったり。尺が短すぎたかもしれませんが、もうちょっとなんとかならんかったんかな。原作に忠実に沿っていた20世紀少年のように3部作ぐらいがよかったかも。
映画を見て消化不良を感じた人はぜひ原作の漫画を読むことをオススメします。最後の2巻だけでも。
(追記)主役の二人は前章と同様に素晴らしかったと思います。特に中川凰蘭が叫ぶシーンは心の底からという感じがしてズシンときました。
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