「世界はすでに壊れていて」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
世界はすでに壊れていて
公開は知ってたのですが
だんだん気になってきて観賞
YOASOBIの幾田りらと
あのが主演声優を務める
というのも話題の一作
最近のマルチアーティストは
レベル高いわほんま
「8.31」
東京上空に突如出現した
全長5000mの地球外生命体の母艦
その脅威で8万人近くが犠牲になる
その後アメリカ軍が突如A爆弾を母艦に
使用し大田区上空で停止
それから3年後
東京では微量なA線が観測され続け
上空の母艦は停止したまま
時折宇宙船が降りて来るが
自衛隊で対処できており
宇宙人も発見次第射殺
脅威はなくなったところで
どこか壊れながら
あたりまえのように回っている
卒業間近の女子高生たちを中心に
描かれる日常
この作品感想としては
非常に面白かった
原作は未見だが
どこかしこ共感性の塊なのである
とりわけこの
どこか世界が壊れながら回る
というところに非常に共感性が
高いのはやはり
COVID-19に関する世界が
変わっていく有様を実際に
目の当たりにしたからであろう
原作の連載は2014年から
というところからは
東日本大震災の福島原発事故
などもおおいに影響している
のでしょうね
現実世界も危機を迎えて
きたものです
今年だって元旦から大震災
まるでシャレになってない
ネットは陰謀論にまみれ
いい大人がおかしな話に騙され
親が信用できなくなる
世界が壊れていくということは
大きなことでも小さなことでも
起こっているんですな
そんな日常の中でもそれぞれ
色々なものを抱えて生きてる
そんな中主人公のひとり
小山門出は大好きなドラえも・・
じゃなかった「イソベやん」の
秘密道ぐ・・あわわ「内緒道具」
をいつもくだらないことにしか
使わないのび・・「デベ子」
にイラつき
私ならもっと世の中が良くなる
よう使うのにといつも考えている
タイミングで夏期講習の夏に
「思わぬ出会い」から運命が
変わっていたようです
平穏なようで
市中で平気で迎撃砲をぶっ放す政府
その宇宙船の墜落に巻き込まれて
死んでしまう友達
日常は壊れ続けていく
そう
突然兵器使ったアメリカ軍とか
自衛隊の迎撃とかが市民への影響
とかに配慮する描写がまるでない
んですよね
これももう壊れているっていう
演出なのかなと思いながら
観てました
果たして門出や凰蘭は壊す側なのか
壊される側なのか・・
まだまだ謎なことだらけで
5月末の後章も楽しみですな