誰も助けてくれないのレビュー・感想・評価

「誰も助けてくれない」けど、せめて「誰か助けて！」と大声で言えばと思ったが、この映画の演出はケイトリン・デバーが二言くらいしか喋らない。そんな "身体で演技する" 地球侵略物。対エイリアン作戦で軍隊や戦闘機なんかは出て来ない。そう「誰も助けてくれない」のだ。

何も知識なく観ました。
“怖い”とかなんとか言う前にとても不思議な映画。セリフは主人公が発する一言。キャーとかの絶叫はあるものの敢えて多少無理矢理に言葉を廃している。「そこは何か言うだろ」という場面にもセリフはない。
そのこだわりが多少鼻につくものの、こういう映画嫌いじゃない。

今どきグレイ型のエイリアンが襲ってくるという古典的すぎる展開。最後はマトリックスの中の人間みたいに、幻影を見せられてみんな幸せになりましたとさ、、みたいなオチ。ひねりがなさすぎて逆に新鮮かも、、