「最高の映画哲学」コンクリート・ユートピア ルイさんの映画レビュー(感想・評価)
最高の映画哲学
道徳を否定しても生きるのが人間。しかし、道徳を考えて生きるのも人間。
シナリオが素晴らしい。滑稽で残忍だなと思わせるシーンもあれば、生きてくためにはしょうがないよねと納得していると、その考えは間違いじゃないかと思い、心の天秤が行ったり来たり。
130分もあっというだし飽きるシーンがない。
序盤の音楽などコメディかな?と思わせるがこれがまた後々に効いてきて良い。
アパートが世界の縮図であり、間違っていない図式でそれはそれで正解の住人達。
ラストのヒロインのセリフは映画史に残る。
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