「無意識のなにか。」車軸 kuroroさんの映画レビュー(感想・評価)
無意識のなにか。
冒頭のタクシーから映り流れていく長い長い歌舞伎町の映像にジャズがハマりまくりで、痺れてしまう。と思いきや、バタイユの朗読劇で、突き放され、男と女と男の3人の予測しない会話や行動に惹かれていくのだが、女の変容に、身を乗り出していたら、むくっとバタイユが現れる。渇いていた女がじわりじわりと解放されていくさまはとにかく素晴らしい。なんなんでしょうこの感覚。言葉ではなかなかしづらいので、とにかく劇場で観てもらいたい。出来れば新宿で。無意識の何かが解放してくれる。
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