PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくてのレビュー・感想・評価
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重力軽めの Co-opロケリから学ぶ Z世代チームビルディング
~ 勝つとか負けるとかは、どーでもよい地方創生ロールモデル ~
久々レビューを書きたくなった、興味深い作品。徳島県の高校ナラティブから展開された映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』のストーリーは、家庭環境が大きく異なる若者3名のエネルギーがeスポーツにより集約され、準決勝では『勝ちたかった…』とパーパスドリブンな嗚咽をみる、そんな矛盾の中に多様を学び、気づきへ導く展開。本音を語らず微妙な距離を保つZ世代を理解する、日本初のeスポーツ劇映画は、いたって軽妙洒脱。アイコンの放つ強靭なパワー、Underdogsという置かれた環境を暗喩するチーム名、仲間が欲しかったという本音。ヤングケアラーを想わす重たい描写により混乱へ巻き込む仕組みや、希望を失いかねないワーカホリック的シーンが齎す仕掛けも用意周到。
高性能AI PCと無料のNotion、Discord、XでDAOを立ち上げ忽ち仲間を募り、スタートアップしていくOSINT時代。そうする若者世代のチームビルディングに立ち会っていることからか、CVC視点において封切りを楽しみにしていた私は、eスポーツを軸にサクッとチームビルドを済ませ、首都圏の決勝ラウンドへ進出するアンダードッグスこそ地方創生スタートアップDX推進の、ロールモデルだと認識。ハイスペックなAI PCあれば、場所を選ばず起業できる今だから。地方創生あるいはDXハイスクール事業を担う自治体の政策形成ご担当なら、世代間ギャップを理解し地域の稼ぐチカラを強化するにはもってこいの教材。そのタグラインは「P2E」で、思いっきり遊べ! Learn to Earn観点なら、思いっきり学べ !!
正解のない時代。トー横やグリ下の答えを探すとき、eスポーツが教えるチームビルドの大切さや、そこに芽生えたパーパスにより今一弾の高みを目指す習慣の体得ほかにも、社会として家族として住む場所を問わないeスポーツが創造する居場所さらに、遊びの中でDX人材を育む、そうした健全な可能性の理解が先なのだろうと考えさせられたりも。市場の変化は激しく、そう簡単にイノベーションは起こらない日本において、重力軽めの Co-opゲーム ロケットリーグを通して、高校生の高校生によるZ世代のためのチームビルディングしかも、勝つとか負けるとかは、どーでもよい地方創生のロールモデルは腑に落ちて。TOHOシネマズ 岡南停留所からバスに揺られる帰り道。県観光連盟への提案は、事業構想へ。
2000年1月11日生まれ。岡山県出身の鈴鹿 央士さんは、桜井 日奈子さん、藤井 風さんに続く日本のタレントで人気俳優なのだから、岡山県観光連盟から鈴鹿 央士さんを観光大使とする白羽の矢は立ち、eスポーツを新機軸に据えた、web3グローバルハッカソン等で東京進出ナラティブはじまる…。ideas worth spreading.e.t.c... 映画 PLAYの中の若者3名のエネルギーが eスポーツにより集約され、準決勝では『勝ちたかった…』とパーパスドリブンな嗚咽に激しく共鳴。少年の最大の敵、虚無を乗り越え新たな可能性と世界観を拡張したネバーエンディング・ストーリーを想起させる佳作、というのは褒めすぎ !? 主題歌 Cody・Lee(李)「イエロー」(Ki/oon Music)も、なまら佳かった !! お時間ある時よろしければ。
自分には良さがわからず残念…
ノーマーク作品でしたが、公開2日目時点のレビュー評価3.8に誘われて、「デューン 砂の惑星 PART2」の後に小休止を挟んで鑑賞してきました。
ストーリーは、「全国高校eスポーツ大会」開催を知り、徳島県の高専に通うゲーム好きな達郎、募集ポスターに惹かれた翔太、達郎に強引に誘われた亘の3人が、ゲーム「ロケットリーグ」を通じて交流し、東京で開催される決勝トーナメントを目指す姿を描くというもの。
全く知りませんでしたが、実在の男子学生をモデルに描いているらしく、3人の学生が平凡な人物として描かれている点はよかったです。なんの接点もなかった3人がゲームを通して出会い、仲を深めていく感じは悪くないです。特に、ボッチの亘が初めて友情を感じられるような友達と出会えたことを自覚して、しだいに本気になっていく姿に心があたたかくなります。
でも、残念ながらよかったのはそこだけ。実在モデルがあることでしかたない面はありますが、もう少しドラマチックに描けなかったものかと思います。学生3人の家庭事情や友人関係に話を広げようとしていたので、本当はそれぞれの人物を掘り下げようとしたのかもしれません。しかし、結局落としどころを見つけられず、投げっぱなしにしたような印象を受けました。例えば達郎では、手首の古傷、母の苦労、父のダメさ加減。翔太では、家族に対する父の思い、母のゲーム依存、弟の発達障害、友達以上恋人未満の同級生。さらには、運営側の意図、大会がもたらした影響なども中途半端に感じました。しまいには、先生の奥さんが東京に同行するとか、もう挙げ出したらきりがないです。
3人がそれぞれに抱える悩みや問題を解決する姿を、周辺人物も絡めて重層的に描けないのなら、せめてゲームを通してそれを乗り越える強さや、家族と向き合う機会を得たとか、もう少し描きようがあったのではないかと思います。少なくとも、奇妙な縁で結ばれた3人が、紆余曲折を経て確かな友情を育んだぐらいの姿は見せてほしかったです。他にも、ど素人を加えたチームが決勝進出できるのかとか、生活が苦しそうなのに東京への旅費はどうしたのかとか、そもそも東京に行ってる場合じゃないでしょとか、ノイズが多くて最後までなかなか共感できませんでした。
結局、「勝つとか負けるとかは、どーでもよくて」というものの、じゃあ”どーでもよくない”ものって何?って感じです。とりあえず私は「今できることを夢中でやれ!」ってことかなと、勝手に受け取ることにしました。ここまで散々なことを書きましたが、本作がここまで高評価なのは、単純に私の感性が世間の皆様とズレているだけだと思います。気になる方はこんなレビューは無視して、ぜひ劇場でご覧ください。
主演は奥平大兼くんと鈴鹿央士くんで、二人の演技に何の不満もありません。むしろ実力ある若手俳優を起用してこの脚本では、二人が浮かばれません。脇を固めるのは、小倉史也くん、山下リオさん、花瀬琴音さんら。
「e-スポーツ好き」
今年30本目。
会場は池袋東口のゲームセンターミカドの斜め前のe-スポーツセンター。映画でたまに使われる池袋の橋も、3人が歩いた。本気で遊べ。今日は遊ぼうぜで2本目「ゴールド・ボーイ」行けました。終わった後やり切ったと言いたい、響きました。
(3/11追記:実際のゲームの様子など)無条件におすすめできる。ぜひみて欲しい映画。
今年95本目(合計1,187本目/今月(2024年3月度)13本目)。
(前の作品 「映画 マイホームヒーロー」、次の作品「青春の反抗」)
今日見た作品で最後になりますが、3月もまだ10日きていないのに良作だなといったところです。
いわゆるe-スポーツをテーマにした(コロナ事情などもあるであろうなかでの)オンライン予選をへて成長していく高専生たちの成長を描く映画です。
惜しい点してあげるとすると、映画の中で「あまり関係がない部分」(例えば、家族の「崩壊」を予兆したり、それを示唆する描写)は切っても良かったのではなかろうか…というところです(この家族崩壊の話はまったく回収されない。恋愛パートは実は回収される)。
もう一つ、高専という学校種がどうしても特殊なので、このあたり「高専とはどのような場所なのか」という点についてもう少し詳しい説明があればよかったかな、といったところです(この点後述)。ただ、今週まよったらまず間違いなくおすすめできる作品です。
なお、映画内で参照されるe-スポーツはルールについては全て映画内で説明があり、元のe-スポーツを知らないとどうしようもないというものではないので、そこは安心です。また、舞台が高専という事情があることから、序盤に数学ネタ(物理ネタ?)が出てくるのもそういった事情です(これらも後述)。
まよったら間違いなくおすすめ、「6ポイントで1回無料」系でもおすすめといったところです。
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(減点0.2/高専がどのような学校なのかわかりにくい)
高専に行かれる方は全体の割合からすると決して多いのではないので、もう少し「高専とは何か」という部分について説明が欲しかったです(徳島のその実在する高専はクレジットとして出ますが、高専の協会?か何かはクレジットされない)。
中学から高校に進学すると、高校は「後期中等教育」と呼ばれるところで学習することになります。名前に「中等」とあるように高校での学習は「中等教育」です。これに対して大学は「高等教育」です。
では高専はどうなのか?というと「高専1年から高等教育の扱い」です。高専と高校、漢字は一文字しか違いませんが、大学と同じような扱いで、大学に「教科書検定」がないように高専にもありません。「結果が出るなら迷惑をかけない限り自由にして」という開放感が見られます。これは大学のものですが、高専にも表れてきます(映画でもちらっと写りますが、高専は教える教授が教授室にいるように大学と同じ扱いで、教員会というような概念はありません/何を落書きしていようが、当てられたときに答えを正確に回答できたら何も言われないシーンがあるが、それが代表例)。
高専は1年から高校レベルの数学、物理、化学を主に扱い、それに付随して必要な英語もどんどん学習します、高校では理系選択で3年で習うような内容を高専では1年~1.5年で終えてしまい、大学以上の線形代数、微積分なども学習し、これをもとにさらに物理、化学等を高度に学習するカリキュラムになっています。
こうした事情から、大学進学(高専5年→学部3年の編入試験)は圧倒的に工学部が多く(ほか、理学部の中の情報学科など)、進学しなくても高専卒業の方はいわゆる「就職時の市場が違う」と言われます。5年間で「工学部の専門領域を少し超える程度で、国語、体育等の科目が若干弱め」程度のカリキュラムになるので、実務にすぐに使える知識・技術を持っているという事情から、一般の職探しという考え方があまりそのまま当てはまらず(高専の方がそういう力を持っているということを前提に特に就職活動をしなくても決まってしまうケースも多い)。
※ また、高専から大学に編入する場合、また、高専5年で卒業した場合のどちらでも、高専をそのように卒業できること自体が「珍しい」ので(特に5年でストレートに卒業できる方は意外に少ない)、そうした子(あるいは1回留年程度でも)は「一定の能力があることが学校により担保されている」わけです。
※ 数学に関しては高専では大学2年程度(集合、微積分、線形代数、確率統計)くらいまで学習します。この点、数学科ではもっと深く扱うし卒論や修士論文も書きますが(修士課程に行く場合)、実際に社会に出てそうした大学3年以上の知識を使うことがまずもってなく、理論を突きつめる数学科のやり方に対して、行列の計算や行列値の算出等、技術的な部分を深く学習する高専生のほうが重宝されたりといった逆転現象もおきます。
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(参考/減点なし/実際にプレーしてみた)
このゲームは実際に存在するゲームです。
採点にあたってどんなゲームなのか1時間ほど試してみました。Windows11、2023年の仕事(←テレワーク)兼ゲーミングPCです(25万円くらいだったかな)。
ほぼゲームと同じといった感じで、最初にチュートリアルをはさんだCPUとのバトルがあるほかは現在のプレイヤーレベルと同じマッチングになります(開始1時間くらいでは当然レベルが低いので、マッチングしなかったり、仕様なのか回線抜けなどで補充で入ったりすることがある。なので、映画内で描かれる5分制のゲームではなく、なぜか途中で2分くらいで補欠で入ったりすることがある)。
もともとボイスチャットで遊ぶのが前提であるのだろうと思いますが(映画内通り)、なくても何とかなる(逆に映画の通り「忙しい」ゲームなので、キーボードチャットなどする暇がない)。
もともと無料のゲームで、有料課金のコンテンツもある程度ですが(課金要素はゲームの有利不利に関係しない模様。車体の柄?がかっこよくなる等)、おそらく映画内で描かれている「競技用モード」ではゲーム上有利になるような課金もできないものと思います。
※ なお、他の方も書かれていましたが、おそらくこのゲームは「そこそこの」スペックを要求するので、映画内で遊んでいるようなノートパソコンで遊ぶには結構なスペックが必要と思います(ノートパソコンはゲームをするものではない。日本でメジャーなオンラインゲームでは、せいぜいDQ10が動くかどうかという程度)。
花瀬琴音が可愛かった
徳島県の高等専門学校に通う達郎は、3人でチームを作りeスポーツ大会へ出場しようと、メンバー大募集、という勧誘ポスターを作り、校内に貼り出した。そのポスターを見た翔太が興味を持ち、達郎に参加すると言った。達郎は、Vtuberに夢中の亘に声をかけ、3人でチームを結成した。最初はチグハグだった3人だったが、次第にeスポーツにハマっていき、地方予選を勝ち抜き、東京で開催される全国大会準決勝に進む事になった。さてどうなる、という話。
eスポーツを知らなかったが、車でサッカーするゲームが面白かった。達郎役の鈴鹿央士が知的で良かったのと、亘役の小倉史也がイケメンじゃなくてユニークで面白かった。
あと、花瀬琴音が可愛かった。
奥平大兼と花瀬琴音の恋はどうなるのかな?
今時の高校生のリアルを描いた作品
eスポーツを題材にしているということで、どの様な映画が気になり観てみました。
家庭環境がまるで違う少年達が色々な思いを背負いながらも仲間となって進むストーリーに、今時の高校生達のリアルを感じました。
この先どうなるんだろうという課題感は残りますが、この課題は今の社会の現実なんだと思います。
そんな全てが上手く行くとは限らない世の中で、eスポーツの様なフィジカルに特化しない新たなスポーツが、コミュニティ形成の一つとして社会に果たす意味を映し出している良い映画だと感じました。
面白かった!
色々な要素が盛り込まれて物凄く見応えのある映画でした。
笑える場面も多々あり、見ていてとても楽しく思わず前のめりになってしまいました。
もう一度見に行きたいと思えるような素敵な作品です。
役者さんの演技もみんな自然体でとても良かったです(^^)
「やらないで後悔するよりも、やって後悔しよう。そしてその後悔をも楽しめるように生きよう」
公開初日に鑑賞しました。
ストーリーの良し悪しは観た方それぞれの価値観や受け取り方にもよるのでここでは語りませんが、私がこの作品で最も考えさせられたテーマは「人生(この作品では青春そのものだが)という限られた時間をどうやったら楽しめるのか」でした。
人生とは選択の連続。その時の自身の選択が未来を決めることになります。
何気ない日々をダラダラと過ごすことも、何かに夢中になって過ごすこともできる。
主演の二人も、それぞれが悩みを抱えながらも高専生という青春時代を思い思いに過ごすうちに、ちょっとしたきっかけでeスポーツという共通の舞台でつながることで、物語は進行していきます。
紆余曲折ありながらもお互いに成長をみせ、最終的には心を一つにして目的に向かうことができた登場人物たちを眺めながら、自分のこれまでの生き方は果たしてどうだったかを考えさせられました。
各家庭の問題に関する描写や恋愛要素もちりばめられてはいましたが、特に深く語られることもなく終わってしまったので、そこはちょっと不完全燃焼でした。特に翔太はあのあと最終的にどうなってしまうのか、何もフォローされていないので物語とはいえ心配になります。
余談ですが、作中に登場するロケーションや小道具にもご注目いただくことで、本作品の関係者の方々にとってはより愛着のわく作品になるものと思います。
喜怒哀楽と青春がある!
素直に良かった!若い頃の意味不明なコミュニケーション、
意味不明にやる気になる瞬間。
なんだかいい感じに進んでしまう瞬間。
場違いな瞬間。
うれしいようなくやしいようなたのしいような。
ゲームを媒体にしてなんだか青春を思い出してしまうそんな映画でした。
楽しかったです
妻と2人で初日に鑑賞しました。
普段観る映画のジャンルとは異なるので、どんなものかとワクワクしながら観に行きましたが楽しめました。
これを観てロケットリーグや高校生eスポーツ大会を知り、参加したいと思う人も出てくるのではないかと思いました。
また観たいと思える作品でした。
味のしないガム
伝えたいことがよくわからない。
ゲーマーにとっては中途半端な情熱が描写されており、ラブロマンスとしては2時間かけてコミュニケーションエラーを起こしたカップルのなりかけでたり、ホームドラマ(家庭ドラマ)としては解決法や結末が描写されない機能不全家族が割とリアルめに描かれている、全体的にどっちつかずの映画でした。
青春の面で考慮すると、いかにも現代らしい学生同士の絡みは表現されていましたが、劇映画として表現するにはあまりにも生々しいため、リアルさの面では高評価ですが、登場人物への印象は非常に人を選ぶものとなってしまいます。
そのため、映画の終りまで生温い食事をずっと提供されているようで、やや苦でした。
登場人物にとって乗り越えるべき壁も明確なものでなく、作品(作品内舞台や本映画の制作)全体の未来を感じることができない、冷めた映画でした。
ゲームを描写する難しさなどは理解できますが、ドブか華々しいものか、どちらかにしないと楽しむためのコンテンツとしては難しいテーマなのだな、と実感することが出来ました。
恐らく、関係者たちの打ち上げムービーとしてはこれ以上ないものだと思います。
面白いとか面白くないとかどうでもよくて
たまに入ってくる鬱展開よりネットを通して他の学校のプレーヤー同士のつながりとかゲームプレイ中の爽快感とかそういった場面がもっとあったら良かった。
出来事が並べられただけで、そこそこ尺とってた家庭事情とか怪我とか恋...
出来事が並べられただけで、そこそこ尺とってた家庭事情とか怪我とか恋とかが全く原動力とか後押しとかになってなくて、スポ根ならではの感情の浮き沈みが皆無だった。
奥平君のお芝居は相変わらず惹かれて、彼女役の子も自然体で、2人のシーンは良かった
・完成披露
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