「『パテシエさんとお嬢さん』の監督」PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
『パテシエさんとお嬢さん』の監督
古厩監督の作品は、『パテシエさんとお嬢さん』しか観たことないんだけど、面白かったんです。
映画の九割くらい、もどかしさで出来てる作品だったけど、面白くて凄い監督だなと思ったの。
そして、この映画の唯一の恋愛の翔太と紗良もやっぱり凄くもどかしい。
監督、こういうほわんとした女の子好きなのかな。
この映画では、もどかしいまま終わってしまった二人だけど、大丈夫な気がします。根拠は無いけど。
さて、レビューを書くのに、複雑な家庭環境の翔太と達郎って書こうとして手が止まったの。
翔太の方は問題を抱えていると確かに言えるのだけど、達郎の方はどうなのだろうと。
もしかして、今の日本の中流家庭って共働きで身を粉にして働かないと子供を大学に行かせられないんじゃないかと。
お父さんは酔ってだらしなく見えるけど、会社員の格好だし、飲むのも仕事の一部なのかもしれないしね。
そう考えると、疲れて寝込んでしまうくらい働かないと子供を大学に行かせられないって言う、今の日本のリアルな標準家庭なのかも。
それから、チームスポーツの部活動って、トーナメント戦の場合、ほぼ全ての人が最後の試合を負けて引退する事になるんですよね。
だから、最後は悔しさを持って終えていると思うの。
でも、そこも含めて良い思い出になっている人が多いと思うから、真剣に勝とうと思う事が大事で、時を経てしまえば、結果としての勝ち負けはどうでもよい事なのかもね。
今晩は。
ご存じだったら申しわけないのですが、古厩監督の基本スタンスは高校生が自身の道を切り拓く作品が多いと思います。
私が劇場で観た作品は。
「武士道シックスティーン」・・お勧め
「また、必ず会おう」と誰もが言った。・・超お勧め
「のぼる小寺さん」・・お勧め
数日前に配信で観た「ロボコン」・・長澤まさみさん初主演作品、お勧めです。では。