「映画「PLAY! 勝つとか負けるとかはどうでも良くて」は案外良かった」PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて 稲浦悠馬 いなうらゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)
映画「PLAY! 勝つとか負けるとかはどうでも良くて」は案外良かった
# 映画館で観た感想、レビュー
告知が全く面白そうじゃなかったので全く期待していなかったのだが、いざ観てみると想像より良かった。
なんというか空気感や雰囲気が良い。前半ほとんどのシーンがゆっくりまったりと進んで行き、全ての登場人物がなんだか静かに喋る。だが間延びしていない
# キャッチフレーズが気に入らない
まずゲーム大会の話なのに「勝敗がどうでも良い」というテーマが気に入らない。勝つために戦うのに勝利がどうでも良いなんてとんだ言い訳だと思った。
物語が進んで行くとこの言葉にも裏付けがされるのだが、それにしても真逆すぎるサブタイトルだとは思った。
# 物語
学生たちが三人集まりe-sportsに挑戦する話。
# 架空のe-sportsゲーム
自動車でサッカーをする架空のネットゲームが登場する。
たぶんこのゲームは映画のためだけに開発されたのだと思う。つまりゲーム映像を作ったのではなくて、いったんゲーム自体を作っておいて、そのプレイ動画をキャプチャ撮影して映画に使ったのではないだろうか。
なんとなく制作費の半分ぐらいこのゲーム開発に費やされてそう。
正直あんまり面白そうなゲームではない。
ゲームシステムも単純だ。
だけど映画用に人に親しみやすいゲーム内容にしたのだと思う。
# 高能力の少年
主人公のひとり。
スポーツも出来るしゲームも上手いし、授業を聞いてなくても成績は優秀というなんかすごいやつ。
# ラーメンズのアフロの人みたいな少年
喋り方は劇団ひとりっぽい。
# 金髪
イケメン。
# くたびれた先生
くたびれたユースケサンタマリアみたいな感じ。
# 謎の恋物語
本編とはほぼ関係なく金髪少年と少女の恋物語が出てくる。
これがめちゃくちゃ初々しくて良い感じ。
少女の鼻にかかったような喋り方も可愛い。
# 謎の家庭問題
本編と特に強く繋がることもないが、それぞれの家庭の問題も描かれる。
ゲームはロケットリーグという実在するゲームですよ。
単純なルールですがプロ級になれば視聴者の度肝を抜くようなプレイもできるE-Sportsとしてもかなり有名なゲームです。