劇場公開日 2024年3月8日

  • 予告編を見る

「味のしないガム」PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて 失恋要素がある映画にのみコメントしますさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5味のしないガム

2024年3月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

寝られる

伝えたいことがよくわからない。
ゲーマーにとっては中途半端な情熱が描写されており、ラブロマンスとしては2時間かけてコミュニケーションエラーを起こしたカップルのなりかけでたり、ホームドラマ(家庭ドラマ)としては解決法や結末が描写されない機能不全家族が割とリアルめに描かれている、全体的にどっちつかずの映画でした。

青春の面で考慮すると、いかにも現代らしい学生同士の絡みは表現されていましたが、劇映画として表現するにはあまりにも生々しいため、リアルさの面では高評価ですが、登場人物への印象は非常に人を選ぶものとなってしまいます。
そのため、映画の終りまで生温い食事をずっと提供されているようで、やや苦でした。
登場人物にとって乗り越えるべき壁も明確なものでなく、作品(作品内舞台や本映画の制作)全体の未来を感じることができない、冷めた映画でした。

ゲームを描写する難しさなどは理解できますが、ドブか華々しいものか、どちらかにしないと楽しむためのコンテンツとしては難しいテーマなのだな、と実感することが出来ました。

恐らく、関係者たちの打ち上げムービーとしてはこれ以上ないものだと思います。

失恋要素がある映画にのみコメントします