「【"勝つとか負けるとかは、どーでもよくて、ってタイトルにあるけれど、負けたら矢張り悔しいじゃん!”家庭環境も性格もバラバラな3人の高専生がe-スポーツを通じて、真の仲間になる過程を描いた作品。】」PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"勝つとか負けるとかは、どーでもよくて、ってタイトルにあるけれど、負けたら矢張り悔しいじゃん!”家庭環境も性格もバラバラな3人の高専生がe-スポーツを通じて、真の仲間になる過程を描いた作品。】
<どこか、鬱屈を抱えるチーム、アンダードッグの3人>
1.達郎(鈴鹿央士)は怪我を理由にバスケを辞め、その鬱屈した想いを毎日e-スポーツを行う事で、紛らせている。高等専門学校の3年。
母は看護師で忙しく、父は毎晩酔ってだらしなくソファーで寝ている。
2.翔太(奧平大兼)は金髪で見た目はチャラいが、父が乱暴で、弟も軽度の知的障害を持つ。父は母にも乱暴し、母は離婚届を出して家を出て行く。ガールフレンドに近い存在の女子生徒がいる。高等専門学校の2年。
3.亘(小倉史也)はVTuverに嵌っているが、故に友人はいない。高等専門学校の3年。
◆感想
・そんなある日、達郎はe-スポーツの一種である高校生を対象にした「ロケットリーグ」を知りポスターを作り、自分で校内に貼りまくる。
そのポスターを見て翔太が参加を申し出、達也は席の近くの亘を強引にメンバーにする。
ー 「ロケットリーグ」はゲームの中で車で行うサッカー。3人のプレイヤーが必要。-
・達也も翔太も、鬱屈を抱えており、その想いを「ロケットリーグ」にぶつける。達也は日本トップクラスのプレイヤーで翔太を鍛えて行くが、亘は相変わらずVTuverに嵌り、やる気がない。
ー で、練習にも”塾だから。”と嘘を付いて出て来ないし、達也に学校で”明後日から”予選だぞ!”と強く言われ渋々参加するが、VTuverを見ながら練習するため、実力が上がらない。
故にキーパーを任されるがミスばかり。達也と翔太から更に強く言われ、漸く「ロケットリーグ」の練習を真面目に行うようになる。
■チーム、アンダードッグは達也のゲームスキルもあり、徳島大会で優勝する。
この予選の「ロケットリーグ」が”e-スポーツってこんな感じなのね。”と思った程、面白い。
そして、決勝に出る為、3人は達也のポスターを取っていた先生を口説き、東京に来る。
練習、予選、決勝と勝ち上がる中で、3人の結束は強くなっていく。
そして、迎えた決勝トーナメント。上がってしまい、凡ミスを繰り返す亘のために、相手に大量点を取られ、達也は休憩時間に激昂する。
だが、その後達也と翔太の連携プレイで得点を挙げ、亘も敵の猛攻を必死に防ぐのである。
しかし、破れたチーム、アンダードッグ。達也は怪我をした手首を治療してもらいながら顔を伏せ”悔しい。”と口にし、傷心の翔太はガールフレンドに近い存在の女子生徒に電話するも、”別の高校の男子に告白された。”と言われてしまう・・。
<今作は、鬱屈を抱えた高等専門学校の3人が、e-スポーツを通じて成長と挫折を味わいつつも、目標に向かって突き進む姿が、突っ込み処は多数あれど、ナカナカな作品である。
決勝戦を行う生徒達を観客として観るチーム、アンダードッグ。
彼らは、徳島に戻ったら、来年に向けて練習を始めるんだろうな。>
『ロボコン』は有名作品ですし、『のぼる小寺さん』は公開当時に観たかったのですが、タイミング逃しちゃったんですよね。
NOBUさんのお薦めなら是非観てみます。
と、お答えしたいところなんですが、私は集中力が無くて家で映画を観るのが苦手なんですよね。
なので、大変申し訳ないのですが、多分観ないと思います。
劇場でリバイバル上映してくれれば観たいですが、それも望めないでしょうし。