「クダマケバ」クラユカバ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
クダマケバ
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『クラメルカガリ』同様、世界観は魅力的ながら話としてはイマイチな印象。
尺が短いのもあってか、事件は解決しないし、謎は深まるばかり…
色々出てくるのだけど、キャラに魅力を感じない。
壮太郎は特に優秀でもなく、サキは拐われて助けられただけ。
2人の関係性は想像するしかないのに、サキが天涯孤独なことすら劇中での描写はないし。
タンネは最後まで謎で、故に装甲列車隊の面々も謎。
クライマックスでトメオミのアクションが見られるかと思えば、特に活躍もなく。
意味深に出てきた御多福も、拐われたという息子も本筋に絡まず。
そもそも“地下世界”である必要がまったくなく、無法地帯のスラム街とかでも成り立ってしまう。
そういった意味で、好きなものやりたい事を詰め込んだんだろうなぁと感じる。
それ自体はいいのだけど、やるからには魅力的に活かしてほしいし、話は纏めてほしい。
ほぼ同じ状況で「ジョウブ〜!!」と言わせて2作品鑑賞者をニヤリとさせる仕組みは好き。
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