劇場公開日 2024年4月12日

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「細部まで徹底した世界観に浸れる至福のとき。愛らしい錆びついた無骨なメカが暴れる大正レトロのパラレルワールド!」クラユカバ ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5細部まで徹底した世界観に浸れる至福のとき。愛らしい錆びついた無骨なメカが暴れる大正レトロのパラレルワールド!

2024年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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弁士の声に語られるレトロ世界で起きた、連続集団失踪事件。
依頼された私立探偵は、幼い助手の女の子を調べに出すが、逆に誘拐される。
自分を責める探偵は自ら地下の闇を探り始めるが、果たしてその真相は如何に?

徹底した世界観、大正レトロだが現実とは異なるパラレルワールドが素晴らしい。
入り組んだ複雑な街の構造と、武骨で愛らしく古めかしい機械たち。
そこで大暴れするキャラクター。
何もかもが愛おしい!
こういうの大好き!!
神田伯山と弁士の声も雰囲気づくりに効いている。

強いて難を言えば、全体的にせわしなく、詰め込み過ぎで窮屈で余裕がない。
一方で、ガツンとした何かが足りないと感じたのは贅沢ですか?
あと20分長くていいと思ったが、1時間がちょうどいいぐらい?
本作と世界観が同じ次作「クラメルカガリ」と連続2本=2時間でちょうどいい?

ITOYA