「他人をどう認識するかの物語」隣人X 疑惑の彼女 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
他人をどう認識するかの物語
他人をどう「認識」することが、人間関係において大切なことかを描いていました。
どんな人間だって、他人ならその心の中のありようはわからないのだから、誰しもが「X」みたいなものなわけで。
さらに現実にある問題をクロスして、一歩深く考えたら、他人を仲間、友達、同朋、恋人と思うところに、人種や国籍は必要なのか?
そしてその他人の属性に勝手に不信感をもって疑心暗鬼になり、隠していることを暴きたて、出生から差別することがどれだけ醜いことなのかを描き出しているようにも思えました。
X=宇宙人難民を「日本人に擬態するアジア系移民」や「在日◯世」と置き換えればわかりやすいのかもしれません。
いま、この時代にはすごく刺さる内容だと思いました。
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