「そして、運命を愛せ」87分の1の人生 イズボペさんの映画レビュー(感想・評価)
そして、運命を愛せ
自分への憎しみも誰かへの憎しみも、消し去ることはできないのかもしれない。心にそれがあるという事実を認めることが一番辛いことなのかもしれない。
人生は思うようにいかないことばかり。月日が押し流してくれることもあるけど、心にずっと凝ったままのことも多い。
アリソンとダニエルが求めたものは赦し。
赦しを得たからといって事実は変わらない。
でも赦しを得ることによって、自分や誰かを少し愛することができるようになる。
愛は偉大な扉。次の一歩への扉を開くことができる。
依存症は否認の病。精神論だけで脱却することはかなり困難な病気である。そして、一生完治はしない病気。いろんな薬もセラピーもあるけど、一番効果的なのは「居場所」。
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