「新鋭監督による『SF』へのラブレター(挑戦状)」JOURNEY H&Mさんの映画レビュー(感想・評価)
新鋭監督による『SF』へのラブレター(挑戦状)
細部までこだわり抜かれた60分間でした。
荒廃した未来社会。人々は「意識化」によって肉体から解放される時代。「維持」が求められるディストピアの中、宇宙への探究心を捨てきれない男が、向こうへ向こうへと旅をしていくーーー。
『SF』というジャンルには、やはり夢があります。ありえないと捨て置かれるものたちが命を得て躍動し、我々に新たな思考、感覚を植え付けてくる。ともすれば映画という運動そのものに通ずるこの夢を、21歳の新鋭監督が思い出させてくれました。
なによりも、それらがただの憧憬で終わらず、自分ならこうだと主張する挑戦状のようなショットすら見せてくれます。 必見
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