「セーラー服とハンドガン」ガールズドライブ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
セーラー服とハンドガン
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偶然にも、クロージング舞台あいさつ付きの上映。
一人も知らなかったのですが、倉野尾さんが相槌や合いの手でフォローしてたのが印象的でした。
内容としては、出だしが中々にヒドい。
「勉強も恋もせず陸上に打ち込んできたのに…」って、勉強はしなさいよ。笑
それなのに推し活はするんですね。
お悩み相談を笑いものにした上に本名まで呼んじゃうパーソナリティが人気ってのもどうだろ。
学校イチの美男美女設定にも首を傾げた。
出立までがスムーズなのは好印象。
ただ、あっさり過ぎる上にその後のノリが軽いので、追い詰められるどころか悩んでる印象すら薄かった。
セーラー服でプールとか、海とか、拳銃とか、これ撮りたいだけだろとも思うが、アイドル映画としてはアリ。
地元横浜も出てきたが、みなとみらいから中華街まで他県民がサクッと歩くのは不自然かと。
BGMやSEは単純かつチープだけど、こういうノリの作品なら問題ナシ。
その分もっとコメディに寄ってもよかったかな。
『マジすか学園』くらいブッ飛んでた方が、演技の拙さもカバーできたのではないでしょうか。
また、あの時の前田敦子や松井玲奈ほど光るものは感じられなかったのも少し残念。
とはいえ、大きな破綻なく短尺で爽やかにまとめられていて悪くはない。
大事なものは人それぞれで、決して他人が笑ってよいものではない、というメッセージも明確。
まさかのカットモデル落ちは笑いました。
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