「まさに「注意!」」女優は泣かない まことさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに「注意!」
マイナーなキャストに知らない監督
良い評判が多かったので「意外な掘り出し物?」と思って見ましたが「他を見れば良かった」「金と時間を返して欲しい」と後悔してます。
私の感性が特別という事でも無く、別で友人も6人が見てしまいましたが、語り合ったら感想同じで、私含め7人が「つまらない」と思った映画です。
べた褒めしてる方が結構いますが、関係者の自作自演?サクラ?って感じです。
もしくは酷評はしたくない優しい方々かもしれませんが、私や友人らのように、良いレビューを鵜呑みに見て後悔する人が出るのもどうなの?と思うので、私と友人らの一致した感想を残します。
まず驚いたのは、劇場に入ったら観客がゼロだったので、思わず「ここで上映だよね?」と劇場を出てスタッフに確認しました。
後から観客来ましたが全部で5人もいない。
そりゃガラガラだよなと納得の映画で、見てる間、何度も寝そうになったし、つまらないから途中で帰ろうかなと思いました。
実際、前の席に座っていたカップルは途中で帰ってた。
良い評判と全くあわないガラガラな観客数が、この映画が「面白いのか」「つまらないのか」を物語ってると思います。
面白かったらSNSで話題になってもっといっぱい来るもんね。
閑古鳥の時点で話題性なし。
映画のチケット買う時に、混雑確認は大事だと痛感した。
映画は、前半はやたらキーキードタバタで、コメディと評してる人がいますが、単に目ざわり・耳障りなだけで笑えた所一切なし。見ててイラついただけ。
ストーリーの流れも順番がおかしいのか、わかりにくい箇所が多く、ギャグっぽいシーンも、素人がやるお笑いライブみたいにサムく、突拍子もない下ネタもあって、あれを演じたキャストがかわいそうと思った。
そんな、どうでもいいようなシーンが長い長い…
見るのに疲れます。
中盤から人情メインみたいな演出になってるっぽいけど、心情の描写がペラペラなのと、シーンの溜めや引っ張り・余韻もなく、やたらスマホ着信やシーン切り替えの邪魔が入るし、それまでの充電切れのくだりや、タクシーアプリを使わない事や、病室にザルで入れたり、危篤時に医師や看護士がはけたり、リアリティの無いご都合主義のシーンが多くて、最初から最後までまったく感情移入出来ない。
なのに、後半では追い込みたいのか「ほら、ほら」と感情の押し売りされる様な展開に、余計にシラケました。
泣ける映画にしたいのか知らないけど、押し売りじゃなく、もっと自然に泣かせて欲しい。
もともと泣ける映画は好物で、涙腺はめちゃめちゃ緩い方。
そんな私がシラケるというのは、「女優は泣かない」というタイトルじゃなく「観客は泣かない」にしたらどうかな?とか思った。
前半でイラつく内容だっただけに、それをひっくり返す展開を期待したけどそのまま終了。
そして、余韻に浸るのを最後に邪魔する様なエンディングと曲。
地元映画というふれこみだったけど、地元愛は一切感じられず、作者はきっと地元が嫌いor本当はどうでもいい、と思ってるのかな、と感じた。
この映画は見た人に何を伝えたかったのか?
見た人に何を感じてもらいたかったのか?
全然わかりません。
「映画ってつまらないでしょ?」「金返せと思うでしょ?」を意図してたのなら100点満点という総評です。
ちなみに、見た7人全員が、ヒロイン二人を演じた蓮佛さんと伊藤さんを、今回初めて知ったけど、嫌いor好きになれない、になったという、観客にもキャストにもマイナスな誰得映画で、キャストにとっては黒歴史になるんじゃない?とすら思う。
何年後かのプロフィールにも載せないんじゃないかな…
エンディング曲のタイトル通り、まさに「注意!」の総評です。