劇場公開日 2023年12月1日

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「ヒロイン2人とも可愛くないのが致命的な駄目さw」エクソシスト 信じる者 徒然草枕さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0 ヒロイン2人とも可愛くないのが致命的な駄目さw

2025年8月21日
PCから投稿

エクソシスト・シリーズは全作観ているが、残念ながら本作は最低の出来に終わった。
あれこれ感想を書きたくなるところもないので、ポイントだけ挙げると、こんな感じだろうか。

1)悪魔に取りつかれる少女2人が揃って可愛くない。これは、結構、致命的であるw

2)黒人の父親に人間的な魅力がない。横柄で周囲に対する気遣いもなく、ゴミの捨て方を注意されれば悪態をつく。自分の娘と一緒に行方不明になった少女の親に、「オタクの子に何か問題はないか」と無神経に尋ねる。これでは感情移入しようがない。

3)キリスト教が舞台だったのに、そこに黒人奴隷とともにアフリカから持ち込まれた土俗宗教の儀式が持ち込まれ、素人の書せ集め集団がわけもわからないまま、それぞれ自分勝手に別々の悪魔祓いを始める。ホラーなんてリアルではないものを見せるんだから、リアルっぽさが何より重要なのに、それが希薄になって全然怖くない。

4)信じることが大事とか、信じる人間同士の信頼が重要とか、下らない人生訓を垂れるw

5)第1作の2人の無駄遣い。せっかくリンダ・ブレアもエレン・バースティンも最後のご奉公とばかりに出演してくれたのに、あってもなくてもいい役どころ。残念でした。

徒然草枕
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