「社会問題のオンパレードで予想よりはるかに重かった 意を決して必死に...」52ヘルツのクジラたち hannnamovieさんの映画レビュー(感想・評価)
社会問題のオンパレードで予想よりはるかに重かった 意を決して必死に...
社会問題のオンパレードで予想よりはるかに重かった
意を決して必死に伝えても、本当の意味で届かないなら、話さない方が、喋れない方がいいんじゃないか。それでもやっぱり、同じくらいの覚悟を持って必死に聞こうとしてくれる人がいるのなら、伝えることで救われることはあるはずだ。
お芝居しづらそうなセリフだったり叫びとかがあってちょっと白けたしこっちが恥ずかしくなるところがあった。『市子』に続き花ちゃんがレベチゆえ周りに目がつきやすかったということもあると思うが。花ちゃんは第一声からとにかく正解な気にさせられたし、お風呂場前のカットに関しては花ちゃんの表情だけで奥で起きている悲惨さが想像できて、逆向きまで映す必要ないむしろ映さない方が残酷さを感じたし、その後の絶望した目も、映画に愛される人なんだなと。
クジラはファンタジーっぽい雰囲気が加わって好きだったな。ロケーションなどを活かしたカメラの動きも好きだったけどたまにブレが気になった。
親友は過去の親密な関係性が全く想像膨らまなくて、行動を理解も共感もできなかった。ラストシーンの有無も疑問点。
あと、よく知らないからなんとも言えないけど、話題になってた志尊君のひげに関してはキャラクターとして不可欠な物だったと言えると思う。
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