「杉咲花とアンサンブル、バランス」52ヘルツのクジラたち またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
杉咲花とアンサンブル、バランス
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広い空と海に向かって突き出したバルコニー。こんな家に住みたいと思った。
原作未読。物語は小説向きなのか、2時間の映画には盛りだくさんな印象。それとたとえば名前を52というのは字面ではありだけど口に出すとおかしいと思うのが普通の感覚では。最近の小説映画化作品で時々思うことでした。
ワンカット長回しの中で自然に変化する杉咲花の表情の凄さにまたも感動する。物語とは別の感情カモ。一方で志尊淳や小野花梨や西野七瀬や宮沢氷魚のごく普通の演技・セリフ回しが見劣りしてしまう弊害も。それと説明的文語的すぎるセリフが演技を邪魔している。そこまで長セリフ言わなくても伝わってるってば...。てなことを感じてしまいました。宮沢氷魚、初めて見た嫌なやつも良かったな。
それにしても、言いにくいけどLGBTQテーマが世界中で渋滞中。少数派だからドラマチックになるということか。
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トミーさんのコメント
2024年3月2日
コメントありがとうございます。
遺書にはお詫びの言葉は無かった気がしたので、暴露についてはあまり後悔してないんですかね。男として帰郷して向けられる奇異の目や無理解に恐怖して、キナコとも結ばれない絶望感も相まって・・? 死ぬなよ・・