「自分が52ヘルツのクジラになった気持ち…」52ヘルツのクジラたち ruriruri1515さんの映画レビュー(感想・評価)
自分が52ヘルツのクジラになった気持ち…
本屋大賞を受賞している原作の映画化。
本屋の店頭で平積みになっていたのをおぼえています。それなりに期待して、公開初日にレイトショーで観ました。
映画は観る人によって感想が全く違うのは知っていますが、
すごく良かったという人もたくさんいるのに、私には全く響きませんでした。
私の心の置き場所が悪かったのか…
登場人物の誰にも共感できなかったことが大きい。
現在の社会の様々な問題を(敢えてそれは何なのかは書きません)詰め込み過ぎで、登場人物たちの心情のより深いところまで描ききれていないように思いました。
どういう気持ちを持って、そういうことになったの?と疑問に思うことが多々。
ただ、ストーリーや設定としては良いと思います。
52ヘルツの…の意味も響きます。
少しだけ泣きました。
でも、この映画を観て、私は逆に、
この映画を理解できないことで大海に投げ出されてしまった52ヘルツのクジラになったような気持ちです。
観た人とぜひ語りたいし、原作も読んでみたい。
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