「監督さんとの相性が悪かった」52ヘルツのクジラたち mvlvさんの映画レビュー(感想・評価)
監督さんとの相性が悪かった
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原作も俳優の演技もよかったはずなのに、杉咲花演じるきなこと少年の話しになかなか感情が動かなかった。一方で志尊淳演じるアンさんのエピソードに涙が抑えられなかった。
大事に思うからこそずっと隠して来た本当の自分を母親に知られたとき、想像し得る最悪の反応をナチュラルに悪気なく親にされ、1人で生きるために張り詰めていた糸が切れる気持ちが、状況は違えど完璧に自分の経験とリンクして本当につらかった。
このエピソードで泣きはしたが、監督が撮る映像と肌が合わず、評価はイマイチ。男性陣のセリフがクサすぎて鼻で笑ってしまったし、ワンシーンのカットが異様に長いことに不満がつのった。また不必要に思えるシーンにイライラを感じてしまい、特にクジラのシーンは全て不必要だと感じた。
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トミーさんのコメント
2024年3月2日
共感ありがとうございます。
腹刺しシーンも、最初相手を刺すと見せて急転直下。これって原作通りなんですかね? ”怒りで我を忘れてる”のかもしれませんが、アンさんに倣うならば自ら手首を・・が自然な気がしました。