「魂のつがい」52ヘルツのクジラたち まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
魂のつがい
クリックして本文を読む
杉咲花さん主演。前回の市子から、またハードな役をこなす。
52ヘルツのクジラは鳴き声が高くて特徴があるが、他の仲間のクジラには聞き取れない声。
生涯孤独で独りで彷徨うらしい。
かつて孤独感を経験した岡田安吾は直ぐ様、貴瑚が出す周波数を感じ取った。
多分自分を幾度も傷つけ死にたいと思ってた
時期があるんだろう。腕のリストカットが
物語ってる。安吾の違和感がある髭は
そういう役だったんだのね。
貴瑚の人生は激しい。愛も同様。
あのような毒親は虐待はするが後で抱きしめて
優しくする。いわゆる洗脳。恐怖心と優しさを
植えつける。『家族が呪いになる時もある』と言う言葉は正しくそう思うし、逃げたくても逃げられない現実もあるのは実態。
産まれてきた時は皆同じ。純粋なつぶらな目をしている。だが、住む環境や育てる人によって違ってくる。
同じ周波数が分かる仲間が助けてくれて
良かったと思う。本当はもっと一緒に
いれたかもしれないのに。
貴瑚が愛を預り生活するのは行政も
簡単には許可しないだろう。
でも、一度は死んで再生した二人。
やっと周りの人々も助けてくれそう。
人に寄り添う心って難しいけど大切。
安吾の分も生きて欲しいと願う。
コメントする